不動産担保ローンとは
不動産担保ローンとは、土地や建物などの不動産を担保として金融機関から資金を借り入れる方法です。借入額は担保となる不動産の評価額に応じて決まり、一般的には評価額の一定割合(担保掛目)の範囲内で融資を受けることができます。担保があることで貸し手側のリスクが下がるため、無担保ローンに比べて金利が低く、より高額の資金調達が可能になるのが特徴です。
一方で、審査や手続きが複雑で時間がかかる点には注意が必要です。また、返済不能となった場合、担保物件は売却・競売などによって処分される可能性があります。
不動産担保ローンはどんなときに選ぶとよい?
不動産担保ローンは、次のような状況で検討しやすい資金調達方法です。
- 担保として活用できる不動産を保有している場合
- まとまった金額を調達したい場合
- できるだけ低金利で資金調達したい場合
- 設備投資や事業拡大など中長期の資金ニーズがある場合
不動産担保ローンは、抵当権設定登記費用などが必要となりますが、無担保ビジネスローンに比べると比較的低金利です。そのため、高額かつ低金利で資金調達したい場合は有力な選択肢になります。一方で、次のような場合は他の方法も検討したいところです。
- 不動産を保有していない場合
- 数日以内など、急ぎで資金が必要な場合
例えば、スピードを重視する場合は無担保ビジネスローンやファクタリング、他の資産を活用したい場合は、売掛債権を活用するABLや有価証券を担保とする証券担保ローンなどが選択肢になります。
【2026年8月版】不動産担保ローンの人気ランキングトップ3
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第1位
アサックス
不動産担保ローン≪個人向け≫
- 金利(年率)
- 2.200% ~ 8.760%
- 金利体系
- 固定金利
- 借入可能額
- 300万円 ~ 10億円
- 借入期間
- 3ヶ月 ~ 35年
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第2位
AGビジネスサポート
不動産投資ローン
- 金利(年率)
- 2.490% ~ 7.990%
- 金利体系
- -
- 借入可能額
- 100万円 ~ 5億円
- 借入期間
- ~ 30年
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第3位
AGビジネスサポート
不動産担保ビジネスローン
- 金利(年率)
- 2.990% ~ 11.800%
- 金利体系
- -
- 借入可能額
- 100万円 ~ 5億円
- 借入期間
- ~ 30年
不動産担保ローンの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調達方法の分類 | ローン |
| 調達スピード | 数週間~1ヶ月以上 |
| 調達額 | 大 |
| 調達コスト | 低~中 |
| 利用のしやすさ | 低 |
| 担保/売却資産 | 不動産 |
| 向いている用途 | 設備投資・成長投資・運転資金・借り換え |
不動産担保ローンが向いている人・向いていない人
- 向いている人
- 不動産を保有している
- 高額の資金調達をしたい
- できるだけ低金利で借りたい
- 長期的な資金計画を立てている
- 向いていない人
- 不動産を持っていない
- すぐに資金が必要
- 手続きの手間を避けたい
不動産担保ローンのメリット
不動産担保ローンには、他の方法にはない強みがあります。
- 低金利で資金調達できる
- 不動産を担保にすることで貸し手側のリスクが低減されるため、無担保ビジネスローンなどと比べて金利が低く設定される傾向があります。そのため、長期的な資金調達において返済総額を抑えやすいのが大きなメリットです。
- 高額の資金調達が可能
- 担保となる不動産の価値に応じて、数千万円規模の資金調達に対応できるケースもあり、設備投資や事業拡大など、大きな資金ニーズにも対応できます。
- 返済期間を長く設定しやすい
- 不動産担保ローンは返済期間を長期に設定できるケースが多く、毎月の返済額を抑えた資金調達をすることが可能です。
- 借り換えや資金繰り改善にも活用できる
- 既存の借り入れをまとめて低金利の不動産担保ローンに借り換えることで、返済負担を軽減する用途にも活用できます。
不動産担保ローンのデメリット・注意点
一方で、利用にあたっては以下の点に注意が必要です。
- 審査や手続きに時間がかかる
- 不動産の評価や権利関係の確認などが必要になるため、融資実行までに数週間~1ヶ月以上かかることがあります。急ぎの資金ニーズには向いていません。
- 不動産を失うリスクがある
- 返済が滞った場合、担保として提供した不動産が処分される可能性があります。自宅や事業用不動産を担保にしている場合は、生活や事業継続にも影響が及ぶため、慎重な判断が必要です。
- 評価額によって借入可能額が制限される
- 不動産の市場価値や担保掛目によって、借入可能額が決まります。希望どおりの金額を借りられないケースもあります。
- 手続きや費用の負担がある
- 登記費用や手数料などのコスト、たとえば抵当権設定登記費用が発生する場合があります。また、書類準備や手続きの負担も大きくなりがちです。
不動産担保ローンの利用条件と審査のポイント
不動産担保ローンでは、担保価値と返済計画を含めた事業計画の両面が審査されます。
- 不動産の評価額
- 担保となる不動産の価値が最も重要なポイントです。立地や築年数、用途などによって評価額が決まり、融資可能額に直結します。
- 担保掛目(LTV:不動産評価額に対する融資割合)
- 評価額の何%まで融資されるかも重要です。一般的には60~80%程度が目安となります。
- 返済能力(キャッシュフロー)
- 担保価値だけでなく、「継続的に返済できるか」が重視されます。安定した売上と利益があるかどうかが重要です。
- 信用情報・過去の取引実績
- 法人のこれまでの金融機関との取引履歴や返済遅延の有無など、信用情報については日本信用情報機構(JICC)に確認されます。また、代表者の信用情報も審査対象となります。そのため、法人や代表者の信用情報に返済遅延や延滞などの問題がある場合はと、審査に影響する可能性があります。
不動産担保ローンの利用の流れ
- 相談・申込み
- 必要書類の提出
- 不動産の評価・調査
- 審査
- 融資条件の提示・契約
- 融資実行(入金)・担保設定(抵当権設定)
- 返済開始
不動産担保ローンで失敗しないためのポイント
- 担保評価額と借入可能額を事前に把握する
- 返済計画を無理のない範囲で設定する
- 複数の金融機関を比較する
- 担保物件を失うリスクを十分理解する
特に、返済不能時のリスクを軽視しないことが重要です。
不動産担保ローンに関するよくある質問
- 不動産担保ローンは個人事業主でも利用できますか?
- 個人事業主でも利用可能です。不動産担保ローンは、法人・個人を問わず「担保となる不動産の価値」が重視されるため、個人事業主でも利用できるケースは多くあります。ただし、返済能力や事業の安定性もあわせて審査されるため、不動産があれば必ず借りられるわけではありません。
- 不動産担保ローンはどれくらいの期間で融資を受けられますか?
- 一般的には数週間~1ヶ月以上かかります。不動産の評価や権利関係の確認などが必要なため、無担保ビジネスローンと比べると時間がかかる傾向があります。
- どのような不動産でも担保にできますか?
- すべての不動産が担保として認められるわけではありません。立地や築年数、流動性、権利関係などによって評価が変わります。場合によっては担保設定が難しいケースもあります。また、融資額は不動産評価額やLTV、返済能力などによって決まります。
- 返済できなかった場合、担保物件はどうなりますか?
- 担保として提供した不動産が処分される可能性があります。そのため、無理のない返済計画が重要です。
- 不動産担保ローンは他の資金調達方法と併用できますか?
- 併用は可能です。不動産担保ローンを高額調達の軸として使い、短期資金は他手段で補うケースも多くあります。例えば、急ぎの支払いには無担保ビジネスローンを利用するなど、用途やスピードに応じて使い分けるケースがあります。
まとめ
不動産担保ローンは、高額かつ低金利で資金調達したい場合に有力な選択肢のひとつです。
- 不動産を保有している
- まとまった資金が必要
- 低金利で借りたい
このような場合に有力な選択肢となります。一方で、手続きや時間、担保リスクを踏まえ、計画的に活用することが重要です。

