第1206回NEW
教育ローンは塾代にも使える!受験前に知っておきたい資金の備え方
- 長男が来春大学受験を控えており、塾の通常の授業料に加えて、今後は冬期講習や受験直前講習の費用などの出費もかさみそうです。しかし、貯蓄はなるべく取り崩したくないと思っています。そこで教育ローンの活用を考えていますが、教育ローンは塾代などにも使えるのでしょうか。(会社員 40代 男性)
- 多くの教育ローンは、進学する学校の入学金や授業料だけでなく、塾代や予備校代、受験料、教材費などの費用も対象となります。なお、対象となる費用や申込時に必要な書類は金融機関によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
塾代も対象になる教育ローン
教育ローンと聞くと、入学金や授業料など進学する学校へ納めるお金を借りるものだと思われがちです。しかし実際には、中学受験や高校受験、大学受験のための塾や予備校の費用、受験料、教材費、受験時の交通費・宿泊費などを対象に含む商品も数多くあります。ただし、対象となる費用の範囲や借入可能額、金利、返済期間などは商品ごとに異なります。申込時には、請求書や見積書、振込用紙、領収書など、使い道を確認できる書類を求められることもあります。また、すでに支払い済みの費用は対象外の商品や、支払いから一定期間内に限って対象となる商品もあるため、申込みのタイミングもあわせて確認しておきましょう。塾代や予備校代は対象外と決めつけて候補から外す前に、まずはイー・ローンなどの比較サイトや各金融機関の公式サイトで商品概要を確かめてみましょう。
受験直前の時期は出費が膨らみやすい
受験期は、当初の予定になかった費用がかさみやすい時期です。塾や予備校の場合、冬期講習に加えて直前講習も受講したり、志望校別の対策講座を受けたくなったりすることもあります。模擬試験や併願校の受験料、遠方の学校を受験する場合の移動・宿泊費なども加わり、予算を大幅に上回ってしまうケースもあります。
こうした出費は受験直前の時期に集中します。費用面で迷っているうちに講習や講座の申込みを逃すと、後悔することになるかもしれません。また、無理をして貯蓄や毎月の家計の中で乗り切ろうとすると、生活費が圧迫されたり、将来のライフイベントに向けた資金に手を付けてしまったりするおそれがあります。親子が納得して受験に臨めるよう、資金面の備えは早めに考えておくことが大切です。
借りるなら、金利や融資条件、手数料なども比べて選ぶ
手元の資金が足りないときは、教育ローンの活用が有力な選択肢のひとつになります。カードローンやフリーローンは金利が高い傾向があり、返済が長引くほど利息の負担が重くなります。一方、教育ローンは使い道が教育費に限られることもあり、金利が比較的低く、返済期間も長く設定できる商品が多いのが特徴です。比較する際は、金利のほか、手数料の有無、借入可能額なども確認しましょう。
なお、借り入れを行う際には返済の見通しを立てておくことが欠かせません。受験が終わった後も、進学先に支払う学費が必要になります。遠方の学校に進学して下宿する場合は、家賃や仕送りなどの生活費も必要です。入学後にかかるさまざまな費用や、教育ローンの毎月返済額が家計に与える影響を試算したうえで、無理のない借入額と返済計画を考えましょう。金利や融資条件、審査にかかる日数は金融機関ごとに違うため、直前になって慌てないよう、複数の商品を早めに比較しておくと安心です。
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私が書きました
ファイナンシャル・プランナー。FPオフィス・ワーク・ワークス 代表。
教育出版社勤務後、2003年にファイナンシャルプランナーとして独立。「お客様のお金の不安を解消する」をモットーに、1,500件を超える個人相談、セミナー講師、雑誌取材、執筆・寄稿等を中心に活動。無料メルマガ「生活マネー ミニ講座」を配信中。著作 「自分のお金の育て方」(祥伝社)、「老後に破産する人、しない人」(KADOKAWA中経出版)。
※執筆日:2026年10月25日
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