第85回NEW
600万円のおまとめローンを検討する際のポイントと借入成功のコツ
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この記事のポイント
- おまとめローンを利用することで返済負担を軽減することが期待できる
- 借入総額が600万と金額が大きくなると審査は厳しめになる可能性が高いため審査通過のポイントを理解しておくことが大切
- おまとめローンの審査に通らない場合に備え、代替手段や対処法も理解しておくことが大切
- おまとめローンで600万円の借り入れを成功させるために|基礎知識のおさらい
- おまとめローンで複数の借り入れを一本化するメリット
- おまとめローンで複数の借り入れを一本化するデメリット
- おまとめローンで600万円の借り入れ成功に有利な3つの条件
- おまとめローンで600万円の借り入れ成功に向けて|審査を通過するためのポイント
- おまとめローンを利用するにあたっての注意点
- おまとめローンで600万円の審査に落ちた|考えられる原因3つ
- おまとめローンの審査を通過できない場合の対処法
- まとめ
複数社から借り入れし、借入総額が増えた結果、毎月の返済負担や返済管理に悩まれている方もいるのではないでしょうか。
こうした悩みを軽減する方法のひとつが、複数のローンを一本化するおまとめローンです。返済窓口をひとつにまとめることで、返済管理がしやすくなるのに加え、毎月の返済額や利息負担を軽減できる可能性もあります。
ただし、借入額が大きいほど返済能力や信用情報などの確認が厳しくなるので、おまとめローンの仕組みや審査で確認されるポイントを理解しておくことが大切です。
本記事では、おまとめローンの基礎知識やメリット・デメリット、600万円のおまとめローンを検討する際に意識したい条件や審査のポイントも紹介します。
おまとめローンで600万円の借り入れを成功させるために|基礎知識のおさらい
おまとめローンを既に知っている方も、利用の検討にあたって、実際、どのような商品なのか、借り換えローンとの違いは何なのかなど、改めて整理しておきましょう。
おまとめローンは複数の借り入れを一本化する商品のこと
おまとめローンとは、複数社からの借り入れを1つの金融機関にまとめる商品です。カードローンやクレジットカードのキャッシングなどを一本化し、返済管理を楽にする目的で利用されます。
この商品は、新たな資金を調達するための融資制度ではありません。あくまで既存借り入れの返済を目的としている点が、主な特徴として挙げられます。複数ある返済日や適用金利が一元化されるため、返済計画が立てやすくなるでしょう。
なお、おまとめローンを利用しても、借入残高そのものが自動的に減るわけではありません。返済先を整理した後も、新たな借り入れを増やさず、完済に向けて計画的な返済を続けましょう。
借り換えローンとの違い
借り換えローンも、既存ローンの返済負担を軽くするという目的において、おまとめローンと類似しています。
しかしながら、両者には集約するローン数や目的に明確な違いが存在します。借り換えローンは、より金利の低い条件のよいローンへ1対1で乗り換えます。一方で、おまとめローンは複数社に及ぶ債務を1社に集約する点が特徴です。どちらも返済負担の軽減を狙う手段として活用できますので、現在の借入件数に応じて適した商品を選びましょう。
おまとめローンで複数の借り入れを一本化するメリット
おまとめローンで借り入れを一本化することには、多くのメリットがあります。返済負担の軽減や管理の簡略化など、具体的な魅力を一つずつ確認していきましょう。
返済負担を軽減できる可能性がある
おまとめローンを利用することによって、現在より低金利な商品へまとめられる可能性があります。適用される金利が低くなれば、利息負担を軽減できます。
毎月の返済額を調整できれば、生活費への圧迫を防いで無理なく返済を継続しやすくなるでしょう。ただし、返済期間を短くすると返済総額を減らせる一方、毎月の返済額が増える可能性があるため、無理のない返済計画を立てることが大切です。
返済管理がしやすくなる
おまとめローンで一本化すると返済先が1社になるため、返済管理がしやすくなります。借入先が複数あると、返済日や返済金額をそれぞれ把握する必要があり、管理も複雑です。管理が複雑な状態が続くと、失念による返済漏れや支払遅延を起こしやすくなります。
支払窓口を1カ所に集約できれば、返済スケジュールの把握がスムーズになります。返済漏れや遅延を予防できる結果として、支払日に追われる不安やストレスも緩和されるでしょう。気持ちに余裕が生まれる点も、一本化のメリットといえます。
契約状況によっては総量規制の対象外になる
おまとめローンは、利用者の返済負担を軽減する目的があるため、総量規制の例外貸付けとして扱われる場合があります。
総量規制とは、貸金業者から個人が借り入れをする際、原則として年収の3分の1を超える貸付けを制限する貸金業法上のルールです。年収600万円の場合、貸金業者からの借入残高の合計は原則として200万円までとなります。
一方、利用者に一方的に有利となる借り換えであれば、一定の条件を満たせば、総量規制の例外貸付けとして、年収の3分の1を超える借り入れが認められる場合があります。とはいえ、条件を満たしても、必ず審査に通るわけではありません。金融機関による慎重な返済能力の確認が行われる点には留意しましょう。
おまとめローンで複数の借り入れを一本化するデメリット
おまとめローンには魅力的な利点がある一方で、事前に確認すべき注意点もあります。後悔のない選択をするために、主なデメリットも正しく理解しておきましょう。
返済中の追加借り入れはできない
おまとめローンは返済を目的とした商品なので、契約中は原則として追加借り入れができません。限度額の範囲内で繰り返し利用できる一般的なカードローンとは目的が異なります。
そのため、おまとめローンの返済中に急な資金が必要になっても、一般に追加で借りられません。契約する前に、今後予定している大きな支出や手元資金の余裕も確認しておきたいところです。
毎月の返済額を無理に高く設定すると、突発的な出費へ対応しにくくなる可能性があります。生活費や予備資金とのバランスも考え、追加の資金調達が難しくなっても返済を続けられるか確認したうえで利用を検討しましょう。
返済総額が増える可能性がある
毎月の返済額を抑えようとして返済期間を長く設定しすぎると、返済総額が増えてしまう場合があります。毎月の返済額が下がっても、返済期間が延びれば支払う利息が増えるからです。
表面上の金利だけでなく、返済期間や最終的な返済総額のバランスも比較しましょう。契約前には金融機関のWebサイトにある返済シミュレーションを活用し、具体的な返済計画を立てておくと安心です。
おまとめローンで600万円の借り入れ成功に有利な3つの条件
600万円のおまとめローンを利用する際は、申込者の返済能力や信用情報などが確認されます。審査基準は金融機関によって異なりますが、ここでは一般的に確認されるポイントを見ていきましょう。
安定した継続収入
継続的に安定した収入があるかは、おまとめローンの審査で確認される重要なポイントです。600万円を借り入れる場合、長期にわたって返済を続けられるかが確認されます。
審査では年収の額だけでなく、毎月継続して収入を得ているかも確認されます。今後も返済原資を確保できるかという点も、判断材料のひとつでしょう。
また、現在の収入に対して600万円という借入額が大きすぎないかも重要です。他社借り入れの返済額も含め、毎月の返済を無理なく続けられるかが総合的に判断されます。
同一勤務先での勤続年数
現在の勤務先での勤続年数が長いほど、将来も安定して働いていると判断されやすくなります。同じ勤務先で長く勤務している実績は、収入の安定性を示す材料となるためです。
転職直後など勤続年数が短い場合は、審査で慎重に判断される可能性があります。600万円の融資を受けるにあたっては、可能な限り現在の職場で勤続年数を積み重ねてから申込むと、審査落ちのリスクは抑えやすくなるでしょう。
良好な信用情報
金融機関は審査の際、指定信用情報機関に照会を行って申込者の過去の取引実績を調査します。過去の返済履歴や延滞履歴に問題がない良好な信用情報は、審査における重要な判断材料です。
過去に長期延滞や債務整理の履歴がある場合、審査に影響する可能性があります。また、過去の事故情報だけでなく、現在契約している他社ローンの返済状況も重視されるため、日頃から支払期日を厳守し、良好な実績を作っておくことが大切です。
おまとめローンで600万円の借り入れ成功に向けて|審査を通過するためのポイント
600万円のおまとめローン審査を通過するには、事前の準備が大切です。申込み前に意識しておきたい実践的なポイントを解説します。
複数のおまとめローンに申込まない
短期間に複数のおまとめローンへ申込むと、審査に影響する可能性があるため注意が必要です。
申込履歴は信用情報機関に一定期間記録されます。複数社への申込みが重なると、資金繰りに余裕がないと判断されるなど、審査に悪い影響を与える可能性があります。利用条件や金利、返済期間などを比較したうえで、申込先を絞って手続きを進めることが大切です。
申告内容に誤りがないか確認する
年収や勤務先情報、現在の他社借入件数などは、正確かつ偽りなく申告する必要があります。
申告情報に誤りがあると、審査手続きが長引くことになりかねません。単なる入力ミスや記載漏れであっても、内容の確認が必要になり、審査に影響する場合があります。虚偽申告は自身の信用を損なう行為であり、今後の借り入れにも悪影響を与えかねません。フォームに入力して送信する前に、念入りに入力内容を確認し、正しい情報のみを届け出ましょう。
借入状況を改善する
申込み前に現在の借入状況を整理しておくことで、返済能力の印象改善につながることもあります。
例えば、少額の借入先がある場合、事前に繰り上げ完済して借入件数を減らしておきましょう。借入先の数を減らした結果、金融機関からの信用が向上し、審査をスムーズに進められることが期待できます。
おまとめローンを利用するにあたっての注意点
おまとめローンを利用する際には、通常ローンとは異なる独自のルールや注意点が存在します。契約後のトラブルを防ぐために、あらかじめ留意すべき点を確認しましょう。
おまとめの対象となる借り入れは解約が必要になる場合がある
おまとめローンは、新たな借り入れを防ぎ、返済負担を軽減するための商品です。そのため、借り入れの条件として、既存借り入れを完済後に、対象の契約解約を求められるケースがあります。
例えば、おまとめの対象にカードローンが含まれる場合、完済後に解約や利用停止を求められることがあります。金融機関によっては、解約を確認するための書類提出が必要です。
クレジットカードのキャッシングをまとめる場合に要求されやすいのは、キャッシング枠の停止です。商品によっては、カード自体の解約が必要になるケースがあり、ショッピング機能も利用できなくなる可能性があります。公共料金や通信費などの支払いに利用しているカードであれば、別の支払方法への変更も必要になり、生活上の不便を感じる可能性もあります。
解約条件は金融機関や商品によって異なります。契約前にはクレジットカード等の解約が必要になるのか、契約内容をしっかり確認しておきましょう。
おまとめローンの申込みによる追加借り入れはできない
おまとめローンは、限度額内で繰り返し借りられる一般的なカードローンとは性質が異なります。既存借り入れの返済を目的とした返済専用サービスであるため、おまとめローンの契約後は、原則として追加の借り入れができません。例外的に追加融資が可能な商品もありますが、その分審査が厳しくなる傾向があります。
また、消費者金融等の例外貸付けで一本化した場合、追加借り入れ部分は総量規制の対象になる可能性があります。おまとめローンは返済負担の整理を目的として活用することが重要です。
おまとめローンで600万円の審査に落ちた|考えられる原因3つ
600万円のおまとめローンに申込んでも、審査に通らない場合があります。審査基準や審査結果は金融機関によって異なりますが、ここでは考えられる主な原因を確認しましょう。
借入件数や借入残高が多い
借入件数が多い場合や借入残高が高額な場合は、返済能力について慎重に判断される可能性があります。金融機関は、年収と返済負担の比率を細かく審査しているからです。
年収に対する返済比率が高すぎると、途中で返済が行き詰まるリスクが高いと判断されてしまいます。現在の返済能力と借入金額のバランスが釣り合っていないと判断された場合、高額ローンの審査を通過することは難しくなるでしょう。
複数社に申込んでいる
短期間に複数のおまとめローンへ申し込んでいることが、審査に影響する場合があります。ローンの申込履歴は、信用情報機関に一定期間記録されるためです。
短期間に申込みが重なると、資金繰りに余裕がないと判断される可能性があります。他社への申込み状況なども踏まえて、慎重に審査される場合があります。審査に通らなかったからといって、すぐに複数の商品へ続けて申込むことは避けた方がよいでしょう。
過去に延滞などを起こしている
過去に長期延滞や債務整理などの事故を起こしている場合、審査に影響を及ぼす可能性があります。これらの履歴は信用情報機関に事故情報として一定期間記録されるためです。
さらに、過去の履歴だけでなく、現在他社への返済で延滞を起こしている最中である場合も審査通過は困難です。おまとめローンを検討する際は、現在の返済に遅れがないかも確認しておきましょう。
おまとめローンの審査を通過できない場合の対処法
おまとめローンの審査に通らなかった場合でも、返済負担を見直す方法はほかにもあります。現在の収入や資産、返済状況に合わせて、自分に適した方法を検討しましょう。
家計を見直して返済負担を軽減する
まず検討したいのが、毎月の家計を見直して返済に充てられる金額を増やす方法です。収入と支出を書き出し、削減できる支出がないか確認してみましょう。
特に通信費や保険料などの固定費を見直すことで、継続的な支出削減効果を生み出せます。家計の見直しによって浮いたお金を返済へ回せば、返済負担軽減につながるでしょう。
なお、返済を優先して手元資金を減らしすぎると、急な出費への備えがなくなり、新たな借り入れが必要になる可能性があります。自分だけでバランス良く家計を改善するのが難しいようなら、専門家への相談も選択肢のひとつとして検討しましょう。
低金利の不動産担保ローンで借り換えを検討する
土地や建物などの資産を所有しているなら、不動産担保ローンへ借り換える選択肢もあります。所有する不動産を担保に設定することで、低金利での借り換えが期待できるでしょう。
不動産担保ローンの中には、おまとめローンと同様に、複数の借り入れを一本化する目的で利用できる商品もあります。返済負担を軽減できるか、金利や返済期間などを比較して検討しましょう。
審査では申込者の返済能力だけでなく、担保となる不動産の価値も確認されます。ただし、返済できなくなった場合は、担保不動産を失う可能性がある点には注意が必要です。利用する際は、無理なく返済を続けられるか慎重に判断しましょう。
債務整理を検討する
自力での返済やローンの借り換えが難しい場合は、法律に基づいた債務整理を検討しましょう。
債務整理には任意整理、個人再生、自己破産、特定調停などの手続きがあります。債務整理を行えば、将来利息のカットや返済額の減額などにより、返済負担を軽減できる可能性があります。ただし、信用情報への影響や、財産の処分が必要になるといったデメリットが伴う点にも注意が必要です。手続きを進める際は、弁護士や司法書士などの専門家へ相談し、自身の状況に合う方法を選択しましょう。
まとめ
おまとめローンは、複数の借り入れを一本化し、返済管理や返済負担の軽減を目指すための商品です。返済日をまとめることで、返済管理に伴う負担の軽減も期待できます。
600万円のおまとめローンを利用する場合は、収入や信用情報、現在の借入状況などをもとに返済能力が確認されます。審査基準は金融機関によって異なるため、申込み前に利用条件を確認することが大切です。
おまとめローンを検討する際は、金利だけでなく、申込条件や返済期間、毎月の返済額なども比較しましょう。自分の返済状況に合った商品を選び、無理のない返済計画を立てることが重要です。
審査に通らない場合は、家計の見直しや不動産担保ローン、債務整理なども選択肢になります。現在の返済状況を整理したうえで、自分に合った方法を検討しましょう。
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ライター紹介
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
都内ゲーム会社に12年勤務後、2018年12月にフリーライターとして独立。個人事業主としての開業を機に、金融・年金・不動産などのFP領域への関心を深める。毎年iDeCoと小規模企業共済の掛金を増額中。好きなものはふるさと納税。
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