第1189回NEW
物価高の今こそ、低金利のマイカーローンを選ぼう!
- 子どもが生まれるので、買い物や通院、レジャー用に車の購入を考えています。数年後には住宅購入も視野に入れていますので手元資金をあまり使いたくありません。なるべくコストパフォーマンスのよい方法を教えてください。(会社員 33歳)
- コストパフォーマンス的には金利のかからない現金一括での購入がよいのですが、マイホーム購入など今後のライフプランを考えると、手元資金を減らさない方法が望ましいですね。比較的低金利で利用できるマイカーローンが選択肢となるでしょう。
物価高がマイカー購入に影響している?
一般社団法人日本自動車工業会が発表した「2025年度乗用車市場動向調査」によると、直近2年以内に車を購入した人の約5割が、車の使用・購入・保有に物価高の影響を感じると回答しており、購入を見送った人の約4人に1人が物価上昇を理由に挙げているとのことです。最近では生活費全体が高騰しており、車の購入をためらっている方も増えているのではないでしょうか。
ただ、公共交通機関の便が少ない地域にお住まいの方、子どもの送迎や通院、日常の買い物で利用する方など、生活に車が欠かせないという方もいらっしゃるでしょう。物価高の今、なるべく家計への負担を軽くできる購入方法を検討したいものです。
現金一括で購入できない場合の選択肢は?
車の購入にはまとまった資金が必要ですから、手元資金だけでは購入が難しい場合もあるでしょう。現金一括で購入できる場合でも今後、教育費や住宅購入などの大きな支出に影響が無いかを検討する必要があります。
現金一括で車を購入できない場合は、残価設定型クレジット、ディーラーローンやマイカーローンなどを利用するのが一般的です。毎月の返済額を抑えるなら、車体価格から下取り価格(残価)を差し引いた分を返済する残価設定型クレジットが有効ですが、残価を含めた金額に利息がかかるため、他のローンに比較すると返済総額が大きくなる場合があります。
ディーラーローンは、車を購入した販売店で申し込むことができ、比較的審査も通りやすいのですが、金利は銀行等のマイカーローンより高めになっています。マイカーローンは金融機関で申し込む必要があり、審査もディーラーローンより厳しい傾向がありますが、比較的低い金利で利用可能です。コストパフォーマンスの面から判断すると、返済総額を抑えられるマイカーローンが有力な選択肢となるでしょう。
マイカーローンの選び方
マイカーローンは、資金使途が車やバイクの購入、車検・修理費用などに限られている分、比較的低金利で利用できます。金融機関によって金利は異なりますので、なるべく金利の低いローンを選ぶようにしましょう。来店不要でWebから申込み~契約まで完了できる商品もあります。
マイカーローンの金利には固定金利と変動金利があります。銀行のマイカーローンには変動金利の商品も多いため、今後金利上昇の影響を受ける可能性があることも考慮して選ぶようにしましょう。可能な範囲で頭金を用意して借入金額を減らすのも一つの方法です。
なるべく低い金利で借り入れた方が経済的な負担は減りますが、マイカーローンを比較する際には保証料なども含めた実質年率で判断することが大切です。繰上返済の手数料の有無もチェックしておくとよいでしょう。
マイカーローンを利用する際の注意点
マイカーローンは比較的低金利とはいえ、車を購入する場合には将来の教育費や住宅費など、優先順位が高い支出に影響がないかを考慮して資金計画を立てることが重要です。また、車には燃料費や税金、車検費用などの経費もかかります。駐車場代がかかる方もいらっしゃるでしょう。今後も資源価格の高騰や経済動向から物価高が続くことが予想されます。車の維持費も考慮して無理のない返済計画を立てるようにしましょう。
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私が書きました
ファイナンシャルプランナー(CFPR)。
大学卒業後、情報システム会社で金融系SE(システムエンジニア)として勤務し、出産を機に退社。子育て中の2006年にファイナンシャルプランナー(CFPR)資格を取得する。その後、教育費や保険・家計見直しなどのセミナー講師、幅広いテーマでのマネーコラム執筆、個人相談などを中心に、独立系FPとして活動を行っている。
※執筆日:2026年07月03日
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