第874回

必要な教育資金を柔軟に調達。教育カードローンのすすめ

新型コロナウイルスの影響で収入が減り、一人暮らしをしている大学生の子どもの学費や仕送りが厳しくなってきました。 子どものアルバイト収入も減っています。この先どのように教育費を工面していけばいいか、アドバイスをお願いします。(Fさん 山口県 50歳)
コロナウイルスで影響を受けている大学生への給付金や追加の奨学金の申し込みが始まりつつあります。 受けられる給付金や奨学金が無いか探した上で、不足する分は教育カードローンの利用も検討してみましょう。
福島 佳奈美
福島 佳奈美

コロナによる収入減で学生生活に影響が出たら

新型コロナウイルスの影響で学費の納入が困難になった場合、どうしたらよいのでしょうか。 大学によっては、特例の形で延納や分納に対応しているところもあります。 また、生活が困窮している学生へ独自の緊急支援奨学金を設けている大学もありますので、まずは通っている大学のホームページで確認し必要な手続きをとりましょう。

1人暮らしの学生は、学費の他に生活費の負担もあります。アルバイト収入も減り生活に影響が出ている場合もありますので、早急な対応が必要です。

日本学生支援機構では、コロナにより家計が急変し緊急に支援の必要がある場合、要件を満たすことが確認できれば、返済の必要がない給付奨学金や授業料等の減免対象にするとしています。 また、返済義務のある貸与奨学金も、緊急の場合は年間を通じて申し込むことができます。

多くの大学で行われるオンライン講義で新たな出費も

新型コロナウイルスの感染を防止するため、令和2年5月現在、首都圏を中心に多くの大学ではキャンパスへの立ち入りを制限しており、オンライン講義の形を中心に新年度を開始しているところが多くなっています。

オンライン講義のためパソコンやタブレット等を購入したり、通信環境を整えるための契約をしたりするという学生も多いと思われます。 オンライン学習の支援のため、一律で数万円を支給する大学や、通信機器やパソコンを無料貸し出しする大学もありますが、思わぬ出費に困惑しているという家庭もあるでしょう。

急な資金不足へ柔軟につかえる教育カードローン

今回のように家計の急変やアルバイトの収入減に対応するには、まずは奨学金を検討しますが、要件にあてはまらなければ利用できませんし、すぐに受給できるわけではありません。 資金不足が差し迫っている場合には、審査がスピーディな教育ローンで対応することも考えましょう。すでに奨学金は利用しているという方の次の手段としても教育ローンは有効です。

教育ローンといえば、まとまった資金を一括で借り入れるイメージがあるかもしれませんが、限度額を指定して申し込む「教育カードローン」もあります。 一括借り入れの教育ローンでは、すでに借り入れをしている場合に追加で借りたい時には再度申し込みをしなければなりませんが、教育カードローンは、限度額内なら必要な額だけ随時追加借り入れが可能です。

教育カードローンは、授業料や施設費、入学金、授業料、教科書代、下宿代など、教育に関する支出に利用でき、使途が制限されている分、金利も一般的なカードローンより低くなっています。 また、在学中は利息分だけ支払えばよい商品もあります。

一般的な教育カードローンの返済は、子どもが卒業後に借入残高に応じて毎月の返済額が決まります。 借入額が増えれば、卒業後の毎月の返済額が増えることには気を付けましょう。 先の見えない収入減で不安だと思われますが、この機会に家計の見直しや節約をして、学費や仕送りに回せるお金を捻出できないか、しっかりと確認しましょう。 それでも不足する分を随時補う形で、教育カードローンの利用を検討してはいかがでしょうか。

【参考リンク】

担当:福島 佳奈美 (執筆:2020年05月18日)