第846回

親子留学で、親も子も語学習得

海外からの旅行客と接する機会があり、息子が外国語に興味を持ったようです。 私も英語をブラッシュアップしたくなり、「親子留学」を思いつきました。注意点を教えてください。(千葉県 T)
親子留学は、期間・行き先・学習内容・滞在先など選択肢が多く、決めることが多いもの。 手続きにも時間がかかるので、早めに準備をはじめましょう。
大林 香世
大林 香世

「親子留学」は、1週間程度から

「感受性の強い子どものうちに異文化に触れさせたい」「自分の語学力を磨きつつ、子どもにも語学力をつけさせたい」「長く休みの取れる今のうちに、海外に長期滞在して現地の生活を味わいたい」等々、希望理由は様々あると思いますが、単なる海外旅行ではなく、親子で海外に滞在し学校等で学ぶ「親子留学」を検討する方が増えているようです。

親子留学といっても、年単位で外国に滞在し現地の学校に通う長期滞在の方もいれば、1週間程度からの体験プログラムに参加する方まで様々です。 旅行会社の用意する1週間~数週間の短期プランは、子どもは現地の幼稚園・小学校等へ通い、親は語学学校の一般コースで学び、滞在先は、ホームステイやアパート、ホテルやコンドミニアム等を希望に応じて選ぶ、というタイプが多いようです。 料金は滞在する国や滞在期間、滞在場所、時期によっても異なります。

何を学びたいのか、どこで生活しどんな体験がしたいのか、どれくらいの期間滞在可能なのか、どれくらいの資金準備があるのか。 留学サイトや旅行会社のホームページにも「親子留学」をキーワードに、さまざまなプランや体験談が掲載されているので参考にしつつ、まずは、親側・子ども側の希望や条件をリストアップすることから、はじめてはいかがでしょうか。

なお、現地の学校や滞在先の手配もあるので、親子留学の申込みは通常の海外旅行よりも時間的な余裕を持って行う必要があるでしょう。 プランを検討しはじめたら、早めに申込み期限を確かめておきましょう。

留学にも使える「教育ローン」

親子留学は滞在先や滞在期間にもよりますが高額になる事も多いものです。 できれば自己資金でまかないたいところですが、「子どもが小さい今だからこそ」「長期に休める今だからこそ」と、親子留学を考えているなら、返済に無理のない範囲内でローンを利用する手もあるでしょう。

進学資金の準備などに使える教育ローンには、留学に使えるものもあります。 使途自由のローンに比べて金利や条件が有利な場合が多いので検討されるとよいでしょう。 ただし、教育ローンは、カードローン等に比べて利用条件が多かったり、進学先がわかる書類が必要であったりする場合があります。 気になるローンがあったら、ご自分の「親子留学」が借入条件に合っているか、必要書類を準備できるか、あらかじめ確認しておきましょう。

教育資金は、将来まで考えて計画的に

せっかくの機会だからと充実した親子留学を計画するのはよいのですが、親子留学から帰ってきたあとも、子どもが成人しひとり立ちするまでは、子どもの教育資金が必要な期間が続きます。 親子留学を過大なローンを組んで無理に実行すると返済に追われ、その後の子どもの進学資金がまかないきれなくなる可能性もあります。 親子留学も含め、教育資金の使い方は将来の進学まで見越して考えましょう。

【参考リンク】

担当:大林 香世 (執筆:2019年10月30日)