仮想通貨(暗号資産)取引の基礎を解説!
新たな資産形成の手段として注目を集める仮想通貨(暗号資産)。ニュースやSNSなどでその名を見聞きし、興味を持っている方も多いのではないでしょうか。仮想通貨(暗号資産)は「仮想通貨(暗号資産)取引所」を通して入手します。しかし、「仮想通貨(暗号資産)取引所」は複数存在するので、どの取引所を選べば良いのか迷っている人は少なくないでしょう。
実は、取引所によって、取り扱う仮想通貨(暗号資産)の銘柄や各種手数料、セキュリティ対策、アプリケーションの使いやすさなどが異なります。そこで、自分の投資スタイルや目的に適した取引所を選択することが大切なのです。
本記事では、これから仮想通貨(暗号資産)の取引を始めたいと考えている方に向けて、仮想通貨(暗号資産)や取引所の基本的な説明から、取引所を選ぶ際のポイント、口座開設方法、利用するための注意点まで解説します。
仮想通貨(暗号資産)取引所とは?
まずは、仮想通貨(暗号資産)取引の舞台となる「仮想通貨(暗号資産)取引所」について理解を深めていきましょう。
そもそも仮想通貨(暗号資産)とは
仮想通貨(暗号資産)とは、インターネット上でやり取りされる電子的な資産のことです。円やドルのような法定通貨とは異なり、紙幣や硬貨といった物理的な形を持たず、デジタルデータとして存在します。
この取引の記録は「ブロックチェーン」と呼ばれる先進的な技術を用いて管理されています。ブロックチェーンは、取引データを「ブロック」という単位で鎖(チェーン)のようにつなげて記録し、その情報をネットワーク上の多数の参加者で分散して管理する仕組みです。これにより、データの改ざんが極めて困難になり、高いセキュリティと透明性が担保されています。
また、仮想通貨(暗号資産)は大きく2つの種類に分類することができます。ひとつは最初に作られた仮想通貨(暗号資産)である「ビットコイン(BTC)」。そしてもうひとつが、ビットコイン以外のすべての仮想通貨を指す「アルトコイン」です。
アルトコインには多種多様な銘柄が存在し、それぞれが異なる技術や目的を持って開発されています。代表的なアルトコインとしては、スマートコントラクトという契約を自動執行する機能を持つ「イーサリアム(ETH)」や、取引の処理速度が速く国際送金に強い「リップル(XRP)」、ビットコインから派生した「ビットコインキャッシュ(BCH)」、決済速度の速さが特徴の「ライトコイン(LTC)」などが挙げられます。
仮想通貨(暗号資産)を売買する場所
仮想通貨(暗号資産)を売買する場所には、「取引所」と「販売所」の2つがあります。
「販売所」形式は、仮想通貨交換業者が保有している仮想通貨を、ユーザーが直接購入または売却する方法です。業者が提示する価格で手軽に売買できるのが特徴ですが、一般的に取引所形式に比べて売値と買値の価格差(スプレッド)が広く、実質的なコストが高くなる傾向にあります。
一方、「取引所」は仮想通貨を売りたいユーザーと買いたいユーザーが集まり、両者の希望価格が一致したときに取引が成立する、いわば個人間取引のプラットフォームです。株式の板取引をイメージすると分かりやすいかもしれません。購入だけでなく売却も行える場所であり、販売所の機能も兼ね備えています。
本記事では、これら両方の機能を備えたサービス全体を「仮想通貨取引所」として解説を進めていきます。
仮想通貨(暗号資産)のメリット・デメリット
仮想通貨(暗号資産)は大きな可能性を秘めた資産です。ここでは、仮想通貨(暗号資産)を保有することの主なメリットとデメリットを具体的に解説します。
メリット
仮想通貨(暗号資産)を保有するメリットとしてまず挙げられるのは、少額からでも始められる手軽さです。取引所によっては数百円や数千円といった単位から購入できるため、投資初心者でも気軽に始められます。また、24時間365日いつでも取引が可能な点も大きな魅力でしょう。
仮想通貨(暗号資産)の多くは、特定の国や中央銀行のような発行管理者が存在しない非中央集権的な仕組みを持っています。そのため取引に金融機関を介する必要がないので、手数料はほぼゼロで、送金や決済を行うことが可能ですし、時間の短縮もできます。
また、「分散投資」の選択肢の一つにもなっています。
デメリット
仮想通貨(暗号資産)のデメリットとしては、まず価格変動が激しく、リスクが高いことがあげられます。一般には、外貨預金よりもリスクが高いといわれています。
また、デジタル資産であるため、取引所のハッキングやフィッシング詐欺など、サイバー攻撃のリスクもあります。一方で、取引所は個人の資産を守ってはくれるとは限りません。資産の管理には徹底した自己責任が求められます。
さらに、仮想通貨(暗号資産)の取引で利益が出た場合は税務申告が必要です。固定比率で法定通貨などに交換できる仮想通貨(暗号資産)以外は、税務上の手続きが煩雑です。 外貨預金について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
キャンペーンもあり!魅力的な仮想通貨(暗号資産)取引所をピックアップ!
はじめての利用でも安心の仮想通貨(暗号資産)取引所をピックアップ!ここでは、仮想通貨(暗号資産)の取引がはじめてでも安心して利用できる取引所を紹介します。
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Coincheckスマホで最短1日!取引開始まで3ステップ取引所のBTC取引手数料無料500円からビットコインが買える
- 取扱通貨
- 33銘柄 BTC、ETH、PEPE、MASK、MANA、GRT、LSK、XRP、SHIB、DOGE、XLM、BC、SAND、BCH、LTC、MATIC、IOST、AVAX、DOT、APE、LINK、BRIL、FNCT、IMX、CHZ、BAT、QTUM、MONA、AXS、WBTC、ENJ、XEM、ETC
- 取引手数料(BTC)
- 販売所:0%
取引所:0% - 対応サービス
- 積立/レンディング(貸コイン)/ステーキング
- 運営会社
- コインチェック株式会社
アプリの使いやすさ、少額から手数料無料でビットコインが買えるなど、初心者の方でも安心して利用できるでしょう。 情報更新日:2025年9月1日 -
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- 取扱通貨
- 22銘柄 BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、XLM、XTZ、DOT、ATOM、ADA、MKR、DAI、LINK、FCR、DOGE、SOL、ASTR、FIL、SAND、CHZ、AVAX、NAC
- 取引手数料(BTC)
- 販売所:無料
取引所:【メイカー】-0.01% 【テイカー】0.05% - 対応サービス
- 現物取引/レバレッジ取引/積立/レンディング(貸コイン)/ステーキング/FX
- 運営会社
- GMOコイン株式会社
抽選で毎日10名様に現金1,000円プレゼント
「販売所」において仮想通貨(暗号資産)を合計500円以上購入、または「つみたて暗号資産」において仮想通貨(暗号資産)を1回以上購入されたお客さまの中から毎日抽選で10名様に現金1,000円をプレゼント!
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暗号資産FXにおいて、1日に600万円以上の新規取引を行ったお客さまの中から抽選で毎日1名様に現金1万円をプレゼント!
各キャンペーン・プログラムの詳細はGMOコインのサイトをご覧ください。 GMOコインはGMOインターネットグループの仮想通貨(暗号資産)取引所です。
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bitFlyer国内最大規模のビットコイン取引量気軽に使える、各種手数料が無料創業以来ハッキング被害 0
- 取扱通貨
- 38銘柄 BTC、ETH、LTC、ETC、BCH、MONA、XRP、BAT、XLM、XEM、XTZ、DOT、LINK、XYM、MATIC、MKR、ZPG、FLR、PLT、SAND、SHIB、AXS、MANA、IMX、ELF、CHZ、APE、DAI、AVAX、RNDR、GRT、DOGE、LSK、ZPGPT、ZPGAG、MASK、POL、PEPE
- 取引手数料(BTC)
- 販売所:無料
取引所:約定数量 × 0.01 ~ 0.15% - 対応サービス
- 現物取引/証拠金取引/定期貸しコイン/積立/クレジットカード
- 運営会社
- 株式会社 bitFlyer
・ビットコインをはじめ国内最大規模の取扱通貨数
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などの仮想通貨(暗号資産)取引の利便性に加え、
・決済額に応じて、ビットコインがキャッシュバックされるクレジットカード
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など、独自のサービスを多数展開しています。 情報更新日:2025年9月1日 -
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- 取扱通貨
- 46銘柄 BTC、ETH、ADA、APE、APT、ARB、ASTR、AVAX、BAT、BCH、BNB、DAI、DEP、DOGE、DOT、ENJ、ETC、FIL、FNCT、IOST、IOTX、KAIA、LSK、LTC、MASK、MKR、NEO、OAS、OP、OKB、PEPE、PLT、POL、QTUM、SAND、SEI、SHIB、SOL、SUI、TON、TRUMP、TRX、XLM、XRP、XTZ、ZIL
- 取引手数料(BTC)
- 販売所:無料
取引所:【メイカー】応相談~0.07% 【テイカー】応相談~0.14%
※直近30日間の取引量で決定 - 対応サービス
- 現物取引/積立/レンディング(貸コイン)/ステーキング/フラッシュディール
- 運営会社
- オーケーコイン・ジャパン株式会社
マイナスメイカー手数料導入!
【概要】
キャンペーン実施期間中は、取引量に関わらずメイカー手数料がマイナスとなる -0.01 %、テイカー手数料が 0.02 % を適用!
【キャンペーン対象取引銘柄】
現物取引:ADA, ARB, AVAX, DOGE, MKR, OP, SOL
【対象期間】
2025年7月7日(月)16時00分 ~ 2025年10月7日(火)16時00分
詳しくはOKJのサイトをご覧ください。
他にも様々なキャンペーンを実施中です! OKJ(オーケージェイ)は、2020年にオーケーコイン・ジャパン株式会社がサービス開始した仮想通貨(暗号資産)取引所です。
4周年となる2024年8月に、「OKCoinJapan」からリブランドされました。
万全のセキュリティやスピーディな取引などの他、不定期で開催され、期間限定で高い報酬を得ることができるFlash Deals(フラッシュディール)のサービスを提供していることが特徴です。 情報更新日:2025年9月1日 -
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- 取扱通貨
- 44銘柄 BTC、XRP、LTC、ETH、MONA、BCC、XLM、QTUM、BAT、OMG、XYM、LINK、MKR、BOBA、ENJ、POL、DOT、DOGE、ASTR、ADA、AVAX、AXS、FLR、SAND、APE、GALA、CHZ、OAS、MANA、GRT、RENDER、BNB、ARB、OP、DAI、KLAY、IMX、MASK、SOL、CYBER、TRX、LPT、ATOM、SUI
- 取引手数料(BTC)
- 販売所:無料
取引所:【メイカー】-0.02% 【テイカー】0.12% - 対応サービス
- 現物取引/レバレッジ取引/レンディング(貸コイン)
- 運営会社
- ビットバンク株式会社
口座開設後に10,000円以上のご入金で現金1,000円プレゼント!
プログラムにエントリーしたうえ、開設した口座へ初めて10,000円以上を入金した場合、もれなく現金1,000円をプレゼント!
毎日抽選!仮想通貨(暗号資産)の購入・取引で現金1,000円が当たる!
毎日エントリーしたうえ、販売所で暗号資産を1日合計500円以上購入、または取引所で1日合計5,000円以上取引されたお客さまの中から毎日抽選で10名様に現金1,000円をプレゼント! bitbank(ビットバンク)は2014年に設立された仮想通貨(暗号資産)取引所です。
アルトコインの取引で多くの方に利用されている特徴があります。
口座開設の申込みから取引開始まで最短1分で可能。
また、24時間365日での日本円即時出金に対応しており、ストレスなく利用することができます。 情報更新日:2025年9月1日 -
BITPOINTユニークな通貨を扱うSBIグループの取引所さまざまな手数料が無料簡単・便利な取引ツール
- 取扱通貨
- 31銘柄 BTC、BCH、XRP、ETH、LTC、BAT、TRX、ADA、DOT、LNK、DEP、IOST、JMY、KLAY、SHIB、POL、FLR、GXE、ATOM、TON、TSUGT、OSHI、SOL、DOGE、AVAX、SUI、PEPE、BNB、HBAR、TRUMP、XLM
- 取引手数料(BTC)
- 無料
- 対応サービス
- 現物取引/積立/レンディング(貸コイン)/ステーキング/ラップ&デリゲート
- 運営会社
- 株式会社ビットポイントジャパン
口座開設キャンペーン開催中!
【概要】キャンペーン期間中に口座開設が完了し、かつ合計1,000円以上の暗号資産を購入されたお客様に、2,000円相当のビットコインをプレゼント
【対象期間】2025年8月14日(木)16:00 ~ 2025年9月30日(火)15:59
詳しくはBITPOINTのサイトをご覧ください。 BITPOINT(ビットポイント)は2016年設立のSBIグループの仮想通貨(暗号資産)取引所です。
比較的に後発の取引所ですが、新しい通貨をいち早く取り入れるなど他社には無い通貨を積極的に扱っており、差別化を図っています。 情報更新日:2025年9月1日
- 最新の情報は各取引所サイトをご覧ください。
仮想通貨(暗号資産)取引所を選ぶ際のポイント5つ
数ある仮想通貨(暗号資産)取引所の中から自分に最適な一社を見つけ出すための5つのポイントを紹介します。
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取引銘柄数
取引所を選ぶ上で、取扱銘柄数は非常に重要な要素です。どれだけ手数料が安く、使いやすい取引所であったとしても、欲しい仮想通貨(暗号資産)の銘柄を取り扱っていなければ、利用する意味がありません。まずは投資したい銘柄を決め、その銘柄を扱っている取引所を探しましょう。まだ取引したい銘柄が特に決まっていない場合は、できるだけ多くの銘柄を取り扱っている取引所を選ぶのも有効な選択といえるでしょう。
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手数料
仮想通貨(暗号資産)取引所を利用する際には、さまざまな場面で手数料が発生します。具体的には、ユーザー間で取引を行う際の「取引手数料」、口座に日本円を入金・出金する際の「入出金手数料」、保有する仮想通貨(暗号資産)を他のウォレットへ送る際の「送金手数料」などが挙げられます。気になっている取引所が複数ある場合は、それぞれの利用コストを比較してみると良いでしょう。
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セキュリティ
セキュリティ対策が万全であるかは取引所選びにおける最重要項目の一つです。二段階認証、複数のパスワードなど、まずは、各取引所が講じているセキュリティ対策を確認しておきましょう。また万が一のトラブルに備え、ユーザーサポートが充実しているかも確認しておきましょう。
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使いやすさ
取引所によって入力画面のデザインや操作は異なります。仮想通貨(暗号資産)の売買で、入力ミスをした場合、多額の損失につながるリスクもあるため、自分にとって操作しやすい取引所を選ぶことが重要です。機能性が高く操作しやすい取引所を見付ければ、操作ミスの不安を感じることなく取引に集中できます。
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サポート体制
仮想通貨取引を始めると、「注文がなかなか成立しない」「入金の手続きをしたのに反映されない」「本人確認のやり方が分からない」など、さまざまな疑問点が浮かび上がることもあるでしょう。このような状況のときに、取引所からどのようなサポートを受けられるのかを事前に確認しておくことが大切です。サポートの対応方法は、メールやチャットボットのみの場合もあれば、電話での問い合わせに対応している場合もあります。迅速かつ丁寧なサポートが期待できるか、日本語での対応は万全かなど、ご自身の安心につながるサポート体制が整っているかを確認しましょう。
目的別に考える仮想通貨(暗号資産)取引所の選び方
仮想通貨(暗号資産)を始める目的は、人によって様々です。ここでは目的に応じた取引所の選び方を解説します。
まず、少額からコツコツ投資を始めたいと考えている方には、各種手数料の設定が低く、初心者にも分かりやすいシンプルな操作性の取引所が適しています。特に、数百円単位から購入可能で、取引手数料が無料のキャンペーンなどを実施している取引所は、最初のハードルを下げてくれるでしょう。
長期的に投資したいという方には、自動積立サービスの有無が重要なポイントになります。毎月決まった日に決まった金額を自動で購入してくれるサービスを利用すれば、価格変動を気にすることなく、ドルコスト平均法(定期的に一定額を投資することで、購入単価を平準化する手法)による長期的な資産形成が可能です。またステーキング(特定の仮想通貨(暗号資産)をブロックチェーンのネットワークに預け入れ、報酬として新たな仮想通貨(暗号資産)を得られる仕組み)に対応しているかも確認したい点です。長期保有を前提とするならば、売却益だけでなく、インカムゲインも狙える魅力的な選択肢となります。
また、ビットコインだけでなく幅広い銘柄に投資したいという方は、アルトコインの取り扱いが豊富な取引所を選ぶのが最適です。取引所によって取り扱うアルトコインの種類や数は大きく異なるため、公式サイトで銘柄リストを確認し、ご自身の興味に合ったラインナップを揃えているかを見極めましょう。
初心者なら、口座開設時の本人確認がスムーズで、サポート体制が充実し、丁寧な対応をしてくれる取引所が安心でしょう。
仮想通貨(暗号資産)取引所の口座開設までの流れ
実際に仮想通貨(暗号資産)取引を始めるための、口座開設の具体的な流れを見ていきましょう。ほとんどの国内取引所では、スマホアプリにも対応しているので、手軽に登録できます。
まず、口座開設にはいくつかの条件が設けられていることが一般的です。多くの取引所では、「日本国内に在住していること」「年齢が20歳以上75歳未満であること」などが条件とされています。取引所によっては、職業や一定の金融資産を保有していることを問われる場合もあります。
これらの条件を満たしていれば、以下のステップで口座開設を進めることができます。
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1.メールアドレスや電話番号でアカウントを作成
まずはアカウントの作成を行います。公式サイトやアプリの「会員登録」からご自身のメールアドレスを登録し、送られてくるメール内のURLをクリック・タップすればアカウントが作成されます。取引所によっては、同時に登録した電話番号のSMSへ送られてくる認証コードの入力を求められる場合があります。
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2.本人確認書類の提出
次に、氏名や住所などの基本情報を入力し、本人確認書類をスマートフォンで撮影する等の方法で提出します。利用できる書類は、運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどが主流です。
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3.本人確認の完了を待つ
提出した情報をもとに、取引所側で審査が行われます。審査にかかる時間は取引所によって異なりますが、最短で当日から1週間程度が目安です。
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4.2段階認証の設定(セキュリティ強化)
審査が完了し口座が有効になったら、必ず2段階認証の設定を行いましょう。不正ログインを防ぎ、ご自身の資産を守るために必要な非常に重要なセキュリティ対策です。
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5.日本円の入金
最後に、開設した口座に取引の元手となる日本円を入金します。入金が反映されれば、いよいよ仮想通貨の購入が可能になります。
仮想通貨(暗号資産)取引所を取り巻く近年の動向
仮想通貨(暗号資産)の利用者が増加するとともに、金融庁による規制やガイドラインの整備が進み、利用者保護の体制が強化されています。また、本人確認やマネーロンダリング対策(AML)、テロ資金供与対策(CFT)への対応も各取引所で強化され、健全さを増しています。
一方、取り扱い銘柄の拡充、個々の投資スタイルに応じた多様なサービスの提供などが進み、資産運用の選択肢が広がっています。
安心して仮想通貨(暗号資産)を始めるための注意点4つ
仮想通貨(暗号資産)取引は大きな可能性を秘めている一方で、初心者が注意すべき落とし穴も存在します。ここでは、安心して取引を始めるために、特に心に留めておきたい4つの注意点を解説します。
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SNSやYouTubeなどの「楽して儲かる話」は危険
SNSやYouTubeなどの普及とともに、仮想通貨(暗号資産)に関する様々なコンテンツも登場しています。良質なものもありますが、中にはインフルエンサーを宣伝に使い、信用できるサイトに見せかける詐欺サイトもあります。「楽して儲かる」投資話など存在しません。Webコンテンツを鵜呑みにせず、まずは正しい知識を得ることが大事です。
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詐欺アプリや偽サイトに注意
近年は、マッチングアプリなどでの恋人探しなどが当たり前になってきました。それにともなって、婚活を装う詐欺師が紛れ込み、様々なトラブルが発生しています。マッチングアプリなどを通じて知り合った相手から「必ず儲かる」と投資話の勧誘を受けたり、ニセの投資サイトやアプリに誘導されて貯金を騙し取られるなどが、典型例です。少しでも怪しいと感じたらすぐに断りましょう。断るのが難しければ、国民生活センターや警察の相談窓口などを活用しましょう。
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セキュリティ対策は2段階認証・ログイン通知・パスワード管理を設定
自身の資産を守るため、セキュリティ対策は高めに設定しましょう。まず、不正アクセスを防止するための「2段階認証(SMS・認証アプリなど)」の設定は必須です。また、「ログイン通知」も有効にしておきましょう。第三者がログインすれば、すぐに通知が来るので、迅速な対応が可能になります。パスワードは使い回さず、英数字や記号を組み合わせた複雑かつユニークなものを設定し、パスワード管理ツールなどを用いて安全に保管しましょう。
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トラブルに備え国内業者を選ぶのが無難
これから取引所を探す人は、国内の取引業者を選ぶのが無難です。国内業者は、金融庁の登録を受けており、法律に基づいて顧客資産の一定の保全ルールや監査体制があるからです。また、日本語でのサポートが受けられるので、操作方法がわからない場合やトラブルが発生した際の問い合わせがスムーズです。万が一、取引に関してトラブルが発生した場合でも、法的保護や苦情処理体制が国内法に基づいて整備されているので納得しやすいでしょう。
まとめ
仮想通貨(暗号資産)取引所は、仮想通貨(暗号資産)を売りたい人と買いたい人が集まり、個別に取引を行うためのプラットフォームです。どの取引所を選ぶかによって、取り扱っている銘柄数や各種手数料、セキュリティ対策、サービスの使いやすさなどが異なるので、自分の投資目的や知識レベルに合わせて、最適な一社を見つけることが大切です。
仮想通貨(暗号資産)は非常に魅力的な投資商品です。一方で、市場動向を読むのが難しく、安心して利用するためには、専門的な知識が必要です。特に初心者のうちは、この記事で解説した注意点を常に念頭に置き、注意を払って利用しましょう。
私が書きました

2級ファイナンシャル・プランニング技能士
都内ゲーム会社に12年勤務後、2018年12月にフリーライターとして独立。個人事業主としての開業を機に、金融・年金・不動産などのFP領域への関心を深める。毎年iDeCoと小規模企業共済の掛金を増額中。好きなものはふるさと納税。
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