第933回

「不動産担保ローン」を「おまとめローン」として利用するメリットは?

カードローンの借り入れやクレジットカードのリボ払いなどが複数あり、返済が厳しい状況です。おまとめローンを検討していますが、不動産を担保に入れる方法もあると聞きました。どのようなローンなのか、注意点などがあれば教えて下さい。(44歳 会社員)
複数の借り入れを一本にまとめることで返済計画を立てやすく、金利負担が軽減される可能性があります。さらに、不動産担保ローンを利用しておまとめすれば、金利負担を無担保の場合よりも軽減することができます。
宮野 真弓
宮野 真弓

おまとめローンとは

カードローンやクレジットカードのリボ払いは、他のローンと比較すると金利が高めです。借り入れが複数あると返済日や返済方法が異なり管理も難しくなります。また、リボ払いを安易に使いすぎると、借入総額や完済時期がわかりにくくなってしまいます。そこで複数の借り入れをまとめて一本化するのがおまとめローンです。

おまとめローンは、カードローンやリボ払いと比べると実質年率が低めで、金利負担を軽減することができます。また、返済日が毎月1回にまとまるため、返済計画を立てやすくなります。

不動産担保ローンをおまとめローンとして利用するときの注意点

不動産を保有している場合は、不動産担保ローンをおまとめローンとして利用することも可能です。最大のメリットは、無担保のおまとめローンよりも低金利で借り入れをすることができる点です。ただし、不動産の担保価値の査定料や事務手数料、登記費用などの諸費用がかかるうえに、無担保ローンと比べると審査に時間がかかる点には注意が必要です。また、返済が滞ると不動産を失うことになる可能性がある点には十分に留意し、無理のない返済計画を立てることが重要です。

住宅ローンを返済中でも、担保価値に余力があれば不動産担保ローンを利用できる場合があります。担保となる不動産の条件だけでなく、これまでの返済状況や現在の返済能力によっても借り入れの可否が変わります。また、借入金額や融資条件は金融機関により異なりますので、条件をよく確認し、利用を検討しましょう。

おまとめと合わせて家計を見直そう

低金利のおまとめローンや不動産担保ローンに借り換えたからといって、それだけで家計が改善するわけではありません。計画的に返済しながら、追加の借り入れをせずに済むようやりくりする必要があります。家計簿をつける、クレジットカードの利用を控える、固定費の見直しをするなど、収入の範囲内で生活できるよう家計を見直してみましょう。

【参考リンク】

担当:宮野 真弓 (執筆:2021年07月14日)