おまとめローン検索・比較・シミュレーション・申込みなら「イー・ローン」
債務の一本化(借り換え)にご利用いただけるローン。
イー・ローンなら、あなたにあったおまとめローンを無料で検索・比較してお申込みいただけます。



イー・ローンでおまとめローン選び!
おまとめローンとは、複数ある既存借り入れのローンやクレジットカードのリボ払い、カードローン・キャッシングをまとめて借り換えることを目的としたローンです。主に銀行や信用金庫、労働金庫、消費者金融が提供しています。おまとめローンのメリットは、借り入れ先を一本化することで返済管理の負担を軽減できることです。また、今よりも低い金利で融資を受けることができる場合もあります。
イー・ローンでは、日本最大級のおまとめローンデータベースの中から、有担保か無担保のそれぞれのおまとめローンを一覧で比較できます。このおまとめローン一覧では、借入金額や借入期間、金利体系などの希望条件や、職業や年収などの融資条件による検索機能と、審査スピードや金利、借入可能額などによる並び替え機能を用意しています。また、人気のおまとめローンがわかるランキングも随時更新しています。イー・ローンを利用して、あなたにあったおまとめローンを探しましょう。さらに、おまとめローン選びに役立つFPからのアドバイスやシミュレーションを利用することもできます。
【2025年6月版】おまとめローンのランキングトップ3
SIMULATIONおまとめローンのシミュレーション
かんたん返済額シミュレーション
- 返済総額
-
円
- 借入希望額
-
- 返済期間
-
- 金利
-
人気のおまとめローンシミュレーション
-
おまとめローンのかんたん返済額シミュレーション 直感的なかんたん操作で、おまとめローンを借り入れる際の借入希望額から返済額を計算します。
-
返済額シミュレーションからおまとめローンを探す 借入希望額から返済額と諸費用を計算し、支払総額が少ないおまとめローンを紹介します。
-
おまとめローンのこだわり返済額シミュレーション おまとめローンを借り入れる際の借入希望額から返済額を計算します。
-
おまとめローンのかんたん借り換えシミュレーション 直感的なかんたん操作で、おまとめローンの借り換え前後の返済額を比較します。
-
借り換えシミュレーションからおまとめローンを探す 返済中のローンをもとに返済額と諸費用を計算して、借り換え効果の高いおまとめローンを紹介します。
おまとめローンを学ぶ
-
- FPからのアドバイス
-
雑誌・新聞等で活躍中のファイナンシャル・プランナーがローンやお金に関する様々な情報をご提供し、ローンの借り方や返し方などをアドバイスします。
-
- イー・ローン TIMES
-
マネーライターが、今話題の情報からお金に関する疑問まで、あなたの家計にゆとりをもたらす情報を発信します。
-
- 賢い借り方
-
ローンの選び方や借り方、申込時の注意点などを詳しく説明します。より良いローンを選ぶためのコツを分かりやすく解説します。
-
- ローン大辞典
-
難しいローン用語を分かりやすく説明したローン用語集の決定版!
FAQ おまとめローンの基礎知識
- Q.1おまとめローンとは?
-
A.1
おまとめローンとは、複数ある既存の借り入れを1つにまとめることを目的とするローンのことです。例えば、A社(100万円)、B社(50万円)、C社(50万円)の3社で返済中のカードローンがあるとします。これをD社のおまとめローンで3社の残高合計分200万円(※)を借り入れし、A社、B社、C社の借り入れを全額繰上返済します。その後は新たに借りたD社のローンのみ返済していきます。ローンを1つにまとめることで返済管理がしやすくなり、新たに借り入れるローンの条件によっては返済総額を軽減できるメリットもあります。
※ここでは、利息や繰上返済にかかる手数料などは考慮していません。おまとめローンには無担保型と有担保型(不動産担保型)の2種類があります。無担保型のおまとめローンは、担保が不要で比較的審査スピードが早いことがメリットです。一方、有担保型(不動産担保型)のおまとめローンは、無担保型のおまとめローンに比べて低金利で比較的大口の融資を受けられる可能性があるのがメリットです。しかし、担保とする土地や建物の審査を行うため、借り入れまでに時間がかかる場合があります。また、返済が滞ると担保に入れた不動産を失う可能性もあるので注意が必要です。
借り換え対象となる既存の借り入れは、カードローンやクレジットカードのキャッシングおよびリボ払いなどがありますが、おまとめローンの商品によっては、借り換え対象となる借り入れの種類に制限があります。
このように、ひとくちにおまとめローンと言っても、取り扱う金融機関やローン商品によって条件が異なります。そのため、現在返済中のローンがどのような条件であるかを確認しておくとともに、申し込む前にはさまざまな金融機関のおまとめローンの借入条件をしっかり確認しておくことが必要です。
今月のおまとめローン最新ランキングはこちら すべて表示する
- Q.2おまとめローンのメリットは?
-
A.2
おまとめローンには、主に次のような3つのメリットがあります。それぞれのメリットについて解説していきましょう。
- 返済管理がしやすくなる
- ローンを一本化することにより返済管理の負担を軽減することができます。仮に3社で返済中のカードローンがある場合、A銀行は毎月5日にATM、B銀行は毎月15日に口座引落、C社は毎月26日に口座振込で返済というようなケースが考えられます。このようにカードローンは金融機関や商品によって返済日はもちろん返済方法も異なり、複数の借り入れがあると返済管理が大変です。その点、おまとめローンに一本化することで、返済日および返済先が1つに集約され管理しやすくなるのは大きなメリットと言えます。
- 低金利で借り入れができる可能性がある
- おまとめローンは、個々のカードローンに比べて借入金額が大きくなるため、一般的に金利が低く設定される傾向にあります。そのため、おまとめローンに借り換えることで、金利を低く抑えられ毎月の返済額や返済総額を軽減できる可能性があります。
- 返済計画を立てやすい
- おまとめローンは証書貸付型のローンで返済計画が立てやすいことがメリットです。証書貸付型のローンは、契約時に借入金額や借入期間などの借入条件が借用証書で決められます。つまり、最初にまとまった金額を借りて、その後は返済していくだけのいわゆる返済専用のローンで、カードローンのように容易に追加借り入れができません。繰り返し借り入れをしてしまい返済がなかなか終わらないということを防げるため安心であり、借入時点での返済計画も立てやすくなります。
- Q.3おまとめローンの審査とは?
-
A.3
おまとめローンの審査は、「きちんと返済していけるか」という返済能力を確認することを第一に、さまざまなポイントを基準に実施されます。ここでは主要な3つのポイントについて解説していきましょう。
- 安定した収入
- 就業状況(勤務先・雇用形態・勤続年数・年収など)が審査のポイントです。雇用形態はパート・アルバイトの方でも申込みが可能な商品もありますので申込資格を確認してみましょう。勤続年数は制限を設けない金融機関も多くありますが、長いほど有利と考えられます。
- 他社での借入状況
- 借り換え対象となる現在の借入件数と借入残高の確認があります。返済負担率(年収に対する年間返済額の割合)が高いと返済能力に不安があると判断され、審査で不利になると考えられます。
- 個人信用情報機関の登録内容
- 金融機関は、加盟している個人信用情報機関に登録されたローンやクレジットカードの申込情報や契約内容、返済状況などの登録内容を確認します。延滞履歴や金融事故の情報が登録されていると、審査に通ることは困難と言えるでしょう。
また、有担保型のおまとめローンは担保価値も審査の対象となります。不動産担保型であれば、担保とする不動産の評価額が融資金額に見合うかを確認します。
具体的な審査基準はどの金融機関も公表していませんが、一般的には融資金額が高くなるほど審査のハードルが高くなる傾向にあります。複数のローンの借入残高を一本化するおまとめローンは、借入金額が大きくなるため、カードローンの審査に比べて厳しくなることが考えられます。
審査スピード重視でおまとめローンを探すならこちら すべて表示する
- Q.4おまとめローンを選ぶポイントは?
-
A.4おまとめローンを選ぶ際に重視したいポイントは「金利」です。既存の借り入れよりも低い金利のおまとめローンを利用することで、返済総額が少なくなる可能性があるためです。
ローンの金利は利息制限法により借入金額の大きさで上限金利が定められており、複数の商品で融資を受けるよりも、1本にまとめて借入金額を大きくすることで金利が低くなる可能性があります。
- 元本の金額が10万円未満 →上限金利年20%
- 元本の金額が10万円以上から100万円未満 →上限金利年18%
- 元本の金額が100万円以上 →上限金利年15%
現在返済中のローンの金利を確認した上で、さまざまな金融機関が提供しているおまとめローンの金利条件を比較しましょう。
なお、借入金額だけでなく審査結果によっても適用される金利が変わる可能性があります。商品を比較する際には下限金利に目が行きがちですが、上限金利の確認もするようにしましょう。
金利重視でおまとめローンを探すならこちら すべて表示する
- Q.5おまとめローンの借り換え前後の返済シミュレーションは?
-
A.5
おまとめローンに借り換えした場合の返済額の違いを確認してみましょう。
なお、ここでは軽減効果が分かりやすいように、おまとめ前の借り入れを証書貸付型のローンとしています。おまとめ前
- A社:100万円を金利14.0%で5年間借り入れ、1年経過
- B社:80万円を金利16.0%で5年間借り入れ、1年経過
- C社:70万円を金利17.0%で5年間借り入れ、1年経過
借入金額 金利(年率) 毎月返済額 予定返済総額 返済済みの金額 おまとめ前残高 100万円 14.0% 23,268円 1,396,059円 279,216円 851,487円 80万円 16.0% 19,454円 1,167,233円 233,448円 686,458円 70万円 17.0% 17,396円 1,043,783円 208,752円 602,906円 合計 60,118円 3,607,075円
(A)721,416円
(B)2,140,851円 おまとめ後
- D社:214万円を金利12.0%で4年間借り入れ
借入期間 毎月返済額 返済総額 借り換え前を含む返済総額
(B)+(C)借り換え無しとの差額
(D)-(A)4年間 56,354円 2,704,983円
(C)3,426,399円
(D)▲180,676円 ※ここでは、利息や繰上げ返済にかかる手数料などは考慮していません。
今回、おまとめローンへ借り換えたことで毎月の返済額は60,118円から56,354円に軽減され、返済総額は180,676円の軽減となりました。
おまとめローンを利用した場合でも、借入内容によっては利息額の軽減とならないケースがあります。イー・ローンのシミュレーションでは、既存の借り入れ内容を入力することでおまとめローンの借り換え効果を具体的に確認することができます。おまとめローンの利用を検討する際には、おまとめローンの借り換えシミュレーションを利用しましょう。
おまとめローンシミュレーションはこちら すべて表示する
ADVICEおまとめローンのよくある質問にファイナンシャルプランナーが回答
- Q.1複数のローンをまとめることでどのようなメリットがありますか?
- A.1
複数あるローンを1つのローンにまとめることで、返済管理がしやすくなり、金利の低いローンにまとめられれば返済負担を軽減することも可能になります。
カードローンやクレジットカードのキャッシングの利用などで複数の金融機関から借り入れしている場合、返済日や返済方法は借入先ごとに異なります。そのため月に何度も返済のためにATMや銀行に行くなど、返済に追われてしまいがちです。
たとえば、カードローンを3社から借り入れ、A銀行は毎月5日にATMから返済、B銀行は毎月15日に口座引落し、C社は毎月26日に口座振込みで返済というようなケースの場合、間違いなく返済をすることは大変面倒なことです。このように複数の金融機関からの借り入れがあると返済管理が大変です。
また、返済日が複数あることで返済の振り込みを忘れてしまうと返済遅延となるリスクもあります。銀行口座から引き落としで返済している場合、口座残高が不足してしまうと、やはり返済遅延となってしまいます。
こうした返済リスクを軽減し、返済管理をしやすくするには、おまとめローンに一本化する方法があります。これは、新たにおまとめローンを借り入れすることによって、複数ある既存のローンやキャッシングなどをすべて一括繰上返済することです。
おまとめローンを利用するメリットとして、返済管理がしやすくなるほか、低金利のローンに借り換えられる可能性があります。おまとめローンで借り入れを一本化することによって借入金額が大きくなるため、適用金利が下がる可能性があるのです。ローンの金利は、利息制限法により借入金額によって上限金利が決められており、金融機関は一般的に借入金額が大きくなるほど、金利を低く設定しています。
利息制限法上限金利
借入金額 金利の上限 10万円未満 年20.0% 10万円以上 100万円未満 年18.0% 100万円以上 年15.0% 以下のように複数の金融機関から借り入れをしている場合、おまとめローンに一本化することで返済額はどうなるでしょうか。
3社からカードローンを借り入れて、おまとめする前
借入金融機関 借入金額 実質年率 返済期間 毎月返済額 返済総額 A社 100万円 14% 5年 約2.4万円 約139万円 B社 80万円 16% 5年 約2.0万円 約116万円 C社 50万円 18% 5年 約1.3万円 約76万円 合計 230万円 約5.7万円 約331万円 金利の低いおまとめローンに一本化した後
借入金融機関 借入金額 実質年率 返済期間 毎月返済額 返済総額 D社 230万円 12% 5年 約5.2万円 約307万円 ※当サイトの「おまとめ・借り換えのこだわりシミュレーション」で作成。それぞれ借り入れ、一括繰上返済にかかる諸費用などは考慮せず
おまとめローンに一本化し、金利の低いローンに借り換えることで、毎月の返済額が軽減し、結果的に返済総額も大幅に減らすことができます。毎月の返済負担を軽減したいのであれば、返済期間を長く設定すれば、毎月返済額を抑えることも可能です。ただし、返済期間が延びる分、返済総額は上記試算より増えることになります。
このように、おまとめローンを利用すれば、返済額を軽減でき、返済は毎月1回、返済方法も一本化しますので、返済管理がしやすくなります。ただし、一本化して、さらに追加で借り入れなどを行っては意味がありません。確実に返済し続け、完済を目指すことが最も重要です。
また、おまとめローンは、証書貸付型のローンで返済計画が立てやすいこともメリットです。証書貸付型のローンは、契約時に借入金額や返済期間などの条件が契約書で決められます。カードローンのように借入限度額の範囲で繰り返し借り入れができるものではありません。返済計画をしっかり立て、無理なく返済できるようにしましょう。複数のローンをおまとめローンに一本化した場合にどうなるのか、さまざまな条件で返済シミュレーションを使って確認してみるといいでしょう。
詳しい解説を見る - Q.2おまとめローンの無担保型と有担保型の特徴を教えてください。
- A.2
無担保ローンは保証人や不動産などの担保を必要としません。有担保型(不動産担保型)ローンは土地や建物を担保とするため金融機関が抵当権を設定します。それぞれメリット、デメリットがあり、金利、借入可能額、諸費用などに違いがありますので、自分にとってどちらがいいのか比較してみるといいでしょう。
おまとめローンには無担保型と有担保型(不動産担保型)の2種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、取扱金融機関によっても商品性や借入条件などが異なります。
おまとめローンの無担保型と有担保型の主な違い
無担保型 有担保型(不動産担保型) 担保 不要 土地・建物を担保にし、抵当権が設定される 審査スピード 担保が不要なため、審査が比較的早い 土地・建物の担保評価をされるため、審査に時間がかかる 金利 有担保型に比べて金利設定が高め。 土地・建物を担保とすることで、万一の場合も弁済されるため、金利設定は低め 返済期間 最長10年とする商品が多い 返済期間を長く設定でき、最長35年とする商品もある 借入可能額 10万円~1,000万円程度 100万円~1億円程度 諸費用 - 保証料
- 金利に含まれるのが一般的。
- 事務手数料
- 無料とする商品が多いが、数千円程度かかる商品もある。
- 印紙代
- 借入金額に応じた印紙税がかかる。ただし、WEB契約の場合は不要。
- 保証料
- 金利に含まれるのが一般的。
- 事務手数料
- 借入金額に応じた定額(5.5万円や11万円など)か、定率(1.1%~2.2%程度)でかかる商品が多い
- 印紙代
- 借入金額に応じた印紙税がかかる。ただし、WEB契約の場合は不要。
- 登記費用
- 借入金額に応じた登録免許税、司法書士への報酬が必要。
大きな違いは文字通り、担保の提供があるかないかです。
融資金の回収が困難になったときに備えて、あらかじめ融資金額に見合う担保価値の不動産に抵当権を設定することで、万一、債務者が返済不能となった場合に金融機関が優先的に債権を回収できる仕組みになっています。有担保型のローンで代表的のものとして住宅ローンが挙げられます。住宅ローンでは融資対象物件を担保として、抵当権を設定します。有担保型おまとめローンも同じように土地・建物などを担保とし、その評価によって融資額を決定しますが、住宅ローンとは異なり、資金使途の制限が少ないローンが多いです。
担保のあるなしによって、審査のスピードも異なります。無担保型の場合は、借りる人の信用調査などによって審査結果が決まり、最短で1日程度で結果の通知がありますが、有担保型は、土地・建物の担保評価をするため審査に時間がかかります。
担保があることで、有担保型は金利が低い傾向にあり、借入限度額も大きく、長期返済も可能とする商品が多くあることはメリットです。デメリットとしては、担保設定するため抵当権設定登記の費用(登録免許税と司法書士報酬)がかかります。比較的大口の借り入れになるため、ローンの事務手数料や印紙税などの諸費用が多額になりますので、事前の確認が必要です。返済が不能になれば不動産を失うリスクがあることも考えておくべきでしょう。
一本化したい債務がどれぐらいあるのか、何年ぐらいで完済したいのかなど、自分の債務状況に合わせて、無担保型か有担保型を選ぶようにしましょう。
詳しい解説を見る - Q.3おまとめローンを提供する金融機関を教えてください。
- A.3
主に取り扱っているのは銀行や信用金庫・信用組合、労働金庫です。ノンバンク(クレジットカード会社系列の信販会社や消費者金融)でも取り扱いがありますが、金利設定や借入可能額などに違いがあります。金利を抑えたいなら銀行や信用金庫、労働金庫の利用を優先して検討しましょう。
おまとめ専用ローン以外でも、各金融機関では、無担保型のフリーローンやカードローンを利用して(ローン商品の名称はさまざま)複数のローンを一本化することに対応しています。主な取扱金融機関は、都市銀行をはじめ地方銀行、ネット銀行、信用金庫、信用組合などです。労働金庫は、おまとめ専用ローンとして取り扱いをしています。また、不動産担保ローンとして取り扱っている金融機関も数多くあります。
銀行などの金融機関のおまとめローンで対象となる借り入れは、フリーローン、カードローン、クレジットカードのキャッシング、クレジットカードのリボ払いなどが挙げられます。ただし、事業性の資金使途のローンは、個人向けおまとめローンの対象外となります。ノンバンク(クレジットカード会社系列の信販会社や消費者金融)でもおまとめローンの取り扱いはありますが、一般的に貸金業者(ノンバンク)からの借り入れが対象となっているため、一本化できない債務が残ってしまう可能性があります。
また、取扱金融機関ごとに借り入れの条件は異なりますが、金利と借入可能額に違いがあります。銀行などの金融機関の無担保型おまとめローンは、金利2.0%~15.0%程度、借入可能額10万円~1,000万円程度が一般的です。一方、ノンバンクの貸金業法に基づくおまとめローンは、金利6.0%~18.0%程度、借入可能額300万円までが多いのが特徴です。
いずれの金融機関も就業状況や既存の借入状況などから審査し適用金利や融資金額を決めます。有担保型の場合は、個人の審査のほか担保となる不動産評価によって適用金利や融資金額を決めます。
詳しい解説を見る - Q.4おまとめローンの申込条件にはどのようなものがありますか?
- A.4
契約時、完済時の年齢条件のほか、継続して安定した収入があるか、過去に返済の延滞があったかなどの信用情報がチェックされます。会社員であれば勤続年数や年収などの就業状況でも融資の条件が変わる可能性があります。おまとめするローンの内容も審査に影響しますので、申込みの際は、現在、借り入れしている明細を用意しておくようにしましょう。
申込条件は、各金融機関が独自に決めていますが、継続して安定した収入があり、返済能力があるかどうかが重要になります。一般的に申込み時の年齢は20歳以上70歳以下程度、完済時の年齢は75歳以下とするところが多いようです。金融機関のローン審査では、勤務先、雇用形態、勤続年数、年収などの就業状況を確認され、年収が多く、勤続年数が長ければ有利になると考えられます。
このほか、おまとめローンの場合、特に重要なポイントとして、他社での借入状況や、クレジットカードや他のローン返済で延滞がないかなどの信用情報が調査されることが挙げられます。おまとめローンの利用ですから、他社で複数の借り入れがあるのが前提となりますが、借入先があまりにも多い、過去に返済延滞があった、金融事故(債務整理など)があった場合は、審査は通りにくくなります。
最終的には、現在の借入総額や、返済額が収入に対してどの程度の割合(返済負担率)なのかを見られ、借入金額や適用金利が決定します。年収が高くても、年収に対しての返済負担率が高いと、審査結果は厳しくなると思われます。
なお、申込み時に必要な主な書類は、以下のとおりです。
-
- 運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなどの本人確認書類
- 収入証明書(源泉徴収票・住民税課税通知書・確定申告書・課税証明書など)
- 他社おまとめ対象ローン関係書類(返済予定表や残高証明書など)
- 銀行の口座番号・銀行印(返済用預金口座)
- ※金融機関によっては、必要に応じて借り換えの対象となる返済通帳など返済履行状況を確認するものが必要になることがあります。
おまとめローンに申込みをする前に、現在の借り入れ状況や金利を把握しておくことが大切です。借入残高が多く、金利の高いものからまとめるという方法もあるでしょう。借入残高が少ないローンは繰上返済して借入先を減らしておく、といった対策も必要になってくるかもしれません。
詳しい解説を見る -
- Q.5クレジットカードの利用分もおまとめローンでの借り換え対象となりますか?
- A.5
銀行系のおまとめローンであれば、カードローン、クレジットカードのキャッシングのほか、クレジットカードのショッピング利用でのリボルビング払いも借り換えの対象になります。
クレジットカードを複数枚所有し、使い分けをしている人も多いでしょう。翌月一括払いやボーナス払いなど、確実にその都度、支払いが完了していれば、クレジットカードを使い分けて家計管理をするのも1つの方法です。
しかし、クレジットカードを利用し、リボルビング払い(リボ払い)にしていると、どの買い物の代金をいくら払っているのか、いつまで払うのかが不明確になってきます。リボ払いは、口座から毎月引き落とされる返済額が一定に設定されているため、毎月の支出が同じで家計管理しやすい半面、リボ払いでの買い物が続けば、いつまでも返済が続き完済の目途が立たないという事態もあり得ます。またリボ払いでの利用額が増えれば、返済が困難になるというケースも少なくありません。複数のクレジットカードでのリボ払いがあれば、返済管理も大変になります。リボ払いと同じように、分割払いでの買い物も、重なると毎月の支払いが増えてしまい返済が苦しくなってしまいます。
万一、返済が苦しくなった場合は、低金利の新たなローンに借り換えて返済負担を減らすことを検討しましょう。分割払いでのショッピングでは分割払い手数料無料とするところもありますが、クレジットカードのリボ払いは、高金利の利息(実質年率15%程度が一般的)がかかっており、毎月の返済額に含まれています。複数のクレジットカードでリボ払いをしているような場合は、おまとめローンに借り換えて、返済を一本化することで、毎月返済額を軽減できる可能性もあります。返済も月1回になりますので、返済管理がしやすくなります。
おまとめローンに借り換える際には、現状のリボ払いの利用状況、毎月の返済額、借入残高、金利、残りの返済期間などを正しく把握することが大切です。借入金額や審査内容にもよりますが、現状の金利よりも低いローンに借り換えれば、どのくらい毎月返済額が抑えられるのか、いつ完済できるのかなど、返済シミュレーションを利用して確認してみましょう。
大きな買い物は計画的に行い、リボ払いや分割払いに頼らないショッピングの仕方をすることが何よりも大事です。リボ払いを多用していると、いつまでも返済が続き完済の見通しが立たなくなるので、おまとめローンに借り換え、返済期間を明確にし、確実に借り入れを清算するようにしましょう。
詳しい解説を見る - Q.6おまとめローンを利用する際の注意点を教えてください。
- A.6
おまとめローンを利用する際、必ずしも希望どおりの条件で借り換えられるとは限りません。借り換え後の金利や返済期間によっては、返済総額が増えるケースもあります。おまとめローンを利用する前に、しっかりとした返済計画を立てるようにしましょう。
複数の債務を一本化するために利用するおまとめローンですが、必ずしもメリットばかりとは限りません。申込者が希望する金利が適用されるわけではないため、借り換え後の金利が既存の債務の平均金利より高ければ、結果的に毎月の返済額が増えてしまいます。
また、金利の低いローンに借り換えられたとしても、毎月の返済額を減らし過ぎると、返済が長期になり、返済総額は既存の債務より多くなってしまうケースもあります。おまとめローン利用前
借入合計額 実質年率(平均) 返済期間 毎月返済額合計 返済総額 230万円 16% 5年 約5.6万円 約336万円 おまとめローンを利用し、毎月返済額を減らした場合
借入金額 実質年率 返済期間 毎月返済額 返済総額 230万円 12% 7年 約4.1万円 約342万円 ※当サイトの「おまとめ・借り換えのこだわりシミュレーション」で作成。それぞれ借入れ、一括繰上返済にかかる諸費用などは考慮せず
上記試算例のように、金利は低くなったものの、毎月返済額を現在より約1.5万円程度減らしたいとなると、返済期間は2年延び、返済総額は既存の債務より約6万円増えてしまいます。借り換えと同時に毎月の返済負担を軽減したいというケースは少なくありませんが、金利の低いローンを選ぶと同時に、返済総額が増えすぎないような返済プランにすることが大事です。
複数の借り入れがあると、それぞれ金利や借入金額が異なります。1つの借り入れ先の金利が高く、借入金額が多いと、それに目を奪われがちですが、全体で金利は下がるのか、返済総額を減らせるのか、といった観点で返済シミュレーションをしてみるといいでしょう。
また、おまとめローンを利用したからといって、借入元金が減るわけではなく、返済の義務は返済完了まで続きます。おまとめローンに借り換えたあと、緊急の資金が必要になったとしても、カードローンのように追加で融資を受けることはできません。新たにカードローンやフリーローンの申込みをしても、借り入れを一本化した情報は蓄積されていますので、審査は通りにくくなるでしょう。おまとめローンを利用したら確実に返済をしていき、借金を清算するという強い意志を持つことが大切だと言えるでしょう。
詳しい解説を見る
私が回答しました

ファイナンシャル・プランナー。
大学卒業後、リクルート(現リクルートホールディングス)に入社。不動産、住宅、マネー情報誌の編集者、マーケティングプランナーを経て2003年独立。フリーランスで各種媒体のエディトリアルアドバイザーを務める。2013年沖縄移住後は、各種WEBサイトに不動産、ライフプラン、マネープランに関するコラムの執筆を中心に活動中。
2021年3月31日掲載
おまとめローンの借り入れまでの流れ
おまとめローンの比較検討から借り入れまでの流れを確認しましょう。
- 借入中のローン内容を確認し、希望条件を洗い出す
おまとめローンの検討を始める前に、借入中のローン内容について確認し、新たに利用するおまとめローンへの希望条件を洗い出しておきましょう。
借入中のローンの金利や借入残高、残りの返済期間を確認し、毎月返済可能な金額、返済期間、申込方法(店頭申込み、WEB申込み)など、希望する条件をはっきりさせていきます。
同じ返済期間で低金利のローンに借り換えれば、毎月の返済額も返済総額も少なくなります。また、返済期間を長くすれば、毎月の返済額はより少なくなりますが、返済総額は軽減されず増える場合もあります。
借り換えシミュレーションなどを利用して、借り換え後のローンの金利や返済期間をさまざまに入れ替えて試算してみましょう。
- おまとめローンを比較して選ぶ
借入中のローンについて確認し、おまとめローンの希望条件を洗い出せたら、各金融機関のおまとめに利用できるローン商品の情報を集めて比較検討しましょう。
金利を比較する際は、借入金額の利息に手数料などを加えて計算した「実質年率」の数字を使います。金利は下限~上限の形で表示されています。下限金利で借りられるとは限らず、上限の金利が適用される可能性も考えておきましょう。また、キャンペーン中であったり、金利引き下げ条件(例:住宅ローンを借りている、給与振込口座がある)を満たしていたりすれば、優遇金利が適用される可能性もあるので、チェックしておきましょう。
さらに、それぞれのローンの申込条件を確認します。年齢や収入、勤続年数、居住地の要件など、明らかに申込条件の合わないローンは候補から外していきます。
- 仮審査に申込む
利用したいローンを絞り込めたら、WEBや電話、FAXなどで仮審査に申込みます。一般的に仮審査の段階では書類の準備は必要ありません。
仮審査申込みの際に問われる項目は、下記のようなものです。
- 申込者の情報(氏名、生年月日、住所、年齢、性別、電話番号、勤め先など)
- 今回の借入希望条件(借入金額、借入期間など)
- 既存の借入状況(借入先、借入残高、金利、毎月返済額など)
- その金融機関の口座の有無
仮審査の結果は、電話やメールなどで通知されます。
- 本審査に申込む
仮審査に通過したら、ローンに正式に申込み、本審査に進むことができます。なお、仮審査がなく、本審査からスタートするおまとめローンも多くあります。
本審査の際には手続き書類のほか、本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)、収入を確認する書類(源泉徴収票・住民税課税通知書・確定申告書・課税証明書など)、借り入れ中のローンの契約内容・残高などがわかる書類(償還明細書など)の提出も求められます。
書類や資料のやりとりは、店頭への持参、郵送のほか、パソコンやスマホを利用してアップロードできる商品もあります。
書類に不備や不足があると、再提出を求められたり、その郵送のやりとりに時間がかかったりして、審査期間が長くなってしまうので注意しましょう。
本審査の結果は、電話やメールなどで本人に通知されます。
- おまとめローンの契約
本審査に通過したら、借入金額や借入日、返済日などの内容を確認し、契約します。本人確認書類などの必要書類の提出は、契約時に求められる商品もあります。
- WEB完結の場合
- WEBやアプリの画面で契約内容を確認し、必要事項を入力していきます。契約時に書類提出が求められた場合は、WEBやアプリからアップロードします。
- 郵送の場合
- 金融機関から送られてきた契約書類に記入・押印し、返送します。契約時に必要書類の提出が求められた場合は同封します。
- 店頭の場合
- 印鑑、通帳・キャッシュカードなど、本人確認書類(運転免許証など)、その他契約時に提出を求められた書類を金融機関の店頭に持参し、契約書類に記入・押印して提出します。
- 借入金の受取り
契約の成立後、指定口座に借入金が入金されます。その資金を使って、現在の借入先の残債を返済します。
ローン商品によっては、借入金入金と同時に、現在の借入先の口座への振込する手続きが取られ、残債を返済することができます。
その後は、借入先を1つにまとめた、おまとめローンを返済していくことになります。
私が書きました

ファイナンシャル・プランナー(CFPR)、一級ファイナンシャル・プランニング技能士、DCプランナー。
大学卒業後、教育系出版社に入社、教材・雑誌編集などを担当。その後、独立系FP会社を経て、2000年春より独立系FPとして、ライフプラン全般の相談業務や雑誌・HPのマネー系コラムの執筆などを行っている。
2021年4月14日掲載
掲載金融機関数・掲載ローン数は最新の情報を、利用実績数は2025年4月現在の累計申込取次ぎ実績を表示しています。
本サイトに掲載しているローンに関するすべての情報はサービス選択時の参考情報を提供することを目的としており、ローン商品の商品性の優劣を示したり、イー・ローンとして特定の金融機関、ローン商品を推奨したりするものではございません。また、特定目的への適合性、正確性、完全性について保証するものではありません。