第97回NEW

住宅ローンで叶ったシンプルモダンな家。古家付きの土地に建てました。

千葉県にお住まいのHIROさんは、住宅ローンを使って、シンプルモダンな家を建てました。災害に強い土地を探して、古家付きの土地をチョイス。家族構成が変わっても住みやすいよう間取りも工夫しています。

オーナーさんデータ
千葉県 HIROさんご一家(仮名)
家族構成:
HIROさん(40歳・会社員)、妻(36歳・アルバイト)子ども2人(9歳、5歳)
建設時の世帯年収:
400~500万円
購入した住宅:
注文住宅
延床面積と間取り:
土地40坪、建物99.37m2。現在3LDK
購入価格 :
約3,820万円(土地920万円、建物外構費用約2,900万円)
利用ローン:
中央労働金庫「住宅ローン」
金利タイプ:
変動金利型
金利:
0.625%(平成28年2月実行)(つなぎ融資はローン総額約3,500万円を分割。つなぎ融資分の金利は保証料0.27%込の0.895%)
ローン借入金額 :
約3,500万円
借入期間:
35年
毎月の返済額:
約9万円

家を建てるために土地を探し始めたHIROさん。なかなか条件に合うものがなく苦労したそうです。そこで、中古一軒家付きの土地を購入し、古い家を解体して建てることにしました。
HIRO
「災害にも強い家」に住みたかったので、候補に挙がった土地はすべてハザードマップで確認し、現地まで行って周りの環境もチェックしました。そのなかでベストだと思えたのが、古い家が建っている土地でした。
購入した土地に建てられた古い家の解体費用分は価格交渉し、値引きしてもらいました。解体費用は約120万円です。おかげで、土地だけを購入するのとあまり変わりない値段で手に入れられました。
自分で解体会社を探せばもっと安くできそうなところもありましたが、トラブルがあっても困るので、信頼できる工務店経由でお願いしました。土地購入についても、不動産取引の資格を持つ工務店の社長に仲介をお願いできたため、特に苦労はありませんでした。
内装・外装はシンプルに。長期優良住宅にして、長く住める家を目指しました。
HIRO
工務店との打ち合わせの際は、Pinterest(ピンタレスト)という画像をブックマークできるwebサービスを活用しました。おかげで、工務店の方とイメージの共有が簡単にできました。
私は、シンプルでかっこいい雰囲気にして、断熱・気密をしっかりしたいと考えていました。妻の希望は使いやすく、すっきりとした収納。それぞれのこだわりをすり合わせ、家づくりを進めていきました。
間取りは子どもが成長した場合や、家族構成が変わった場合など、「少し先の未来」を想像して作るようにしました。リビングは、将来的に私と妻のどちらかの親が来てもいいように、独立した部屋に変更できます。子ども部屋も、今は1部屋ですが、子どもたちが成長したらそれぞれが使えるよう、2部屋に分けられるようにしています。
吹き抜けのある21畳のリビング。将来的に15畳+6畳にも変更できる。床の高さとウッドデッキの高さを合わせ、空間の広がりを感じられるようにしている。床材はナラを使用

吹き抜けのある21畳のリビング。将来的に15畳+6畳にも変更できる。
床の高さとウッドデッキの高さを合わせ、空間の広がりを感じられるようにしている。
床材はナラを使用

キッチンの収納スペースは小柄な妻の身長に合わせ、手の届く高さで設計している

キッチンの収納スペースは小柄な妻の身長に合わせ、手の届く高さで設計している

最初にどの収納ボックスを使うか決め、そのサイズに合う棚を作ってもらった。おかげですっきりと物が収まる

最初にどの収納ボックスを使うか決め、そのサイズに合う棚を作ってもらった。
おかげですっきりと物が収まる

約11畳の子ども部屋。ドアを2つ作ったため、真ん中に壁を作れば、2部屋に分けることができる

約11畳の子ども部屋。
ドアを2つ作ったため、真ん中に壁を作れば、2部屋に分けることができる

階段を上ったところに作った2階のフリースペース。普段は造作カウンターのところに椅子を置き、子どもたちがお絵描きを楽しんでいる

階段を上ったところに作った2階のフリースペース。
普段は造作カウンターのところに椅子を置き、子どもたちがお絵描きを楽しんでいる

コロナ禍でなかなか外出できなくても、マイホームではのびのびと生活できているそうです。
HIRO
以前住んでいた賃貸住宅よりも広いため、家族間でも適度な距離を保ち、ゆったりと暮らしています。庭があるので、近所に迷惑にならない程度にプール遊びをしたり、ピクニックのように食事をしたりしているおかげで、子どもたちもあまり外出しなくても、息抜きができているようです。
ウッドデッキや植木のメンテナンスなどは、手間がかかる部分もあります。でも、自分たちで手入れをすることも楽しみのひとつです。これから先、ずっとこの家に住むことがイメージできる、100%満足な家が建てられたと思います。
キャプション:庭にはウッドデッキを設置。外から見える部分は天然芝、室内からしか見えないところには人工芝と使い分けている

庭にはウッドデッキを設置。
外から見える部分は天然芝、室内からしか見えないところには人工芝と使い分けている

ローン借入額は約3,500万円。中央労働金庫「住宅ローン」を選びました。
HIRO
住宅ローンは家が完成した後から融資が実行されるため、完成前は利用できません。でも、私たちは家を建てる前に土地を購入したうえに、着工金や上棟金などの支払いもありました。そのため「つなぎ融資」が必要となりました。
ファイナンシャルプランナーからすすめられた中央労働金庫に相談したところ、つなぎ融資もスムーズに低金利で借りられたので、こちらのローンを選びました。
実は家を建てる際、工務店で出してもらった見積もりが予想よりも大幅に高いものでした。相場をしっかり調べていなかったせいでもあるのですが、予算をどうするかというのが一番の課題でした。
ファイナンシャルプランナーに相談し、スマホ代など固定費の見直しをしたり、今後のライフプランを考慮したりした結果、返済可能な予算計画を立てられ、無事にローンを組むことができました。
最後に、HIROさんのように100%満足な家を建てたいと考えている人へのメッセージを伺いました。
HIRO
家を建てる際は決めなくてはいけないことだらけで、迷うことも多いと思います。予算にも限りがあるので、希望を全部取り入れるのは難しいかもしれません。でも「絶対に譲れないポイント」は決めておいたほうがいいと思います。
長く住む家なので、私たちは、信頼でき、安心して任せられる工務店を探しました。「契約をせかさずしっかり話を聞いてくれる」、「設計者の方と直接話せる」といった誠実な対応をしてくれた工務店のおかげで、大満足の家を建てられたと思います。「後悔しない家づくり」ができるよう、悩むところはしっかりと悩み、家づくりを楽しんでください。
ライターからのコメント。

現在だけでなく、将来、家族構成が変わったときのことまで考えていて、随所に工夫が凝らされたお家ですね。身長に合わせた収納など、注文住宅ならではだと思いました。
住宅ローンは、完成した建物を担保として融資されるローンとなります。そのため、先に土地を購入したり、着工金などの支払いが必要になったりした場合には適用されません。住宅を建てる前に一時的に立て替えてくれるローンが「つなぎ融資」です。つなぎ融資は、住宅ローンと比べて金利がやや高めに設定されることが多いようです。また、対応していない金融機関もあるため、利用を考えている場合は、事前に調べておくといいでしょう。

※今回ご協力いただいたHIROさんのブログ「ちばいえ」のURLは https://chibaie.com/

文/齋田多恵、企画/カデナクリエイト、編集/イー・ローン