第635回

受験まで半年余り。受験費用を見積もり、足りない部分を教育ローンでカバー!

来年、大学受験をする長男は、学習塾の夏期講習で追い込みをかけています。塾代がけっこうバカにならず、来年の受験費用の工面ができるのか心配になってきました。受験費用はどれくらいかかるものなのでしょうか? もし、工面できなかったら、どうすればいいでしょうか?(N・Oさん 48歳 パート主婦)
受験前年の夏は、受験費用を見積もって、どこから支出するかを検討しなければいけない時期です。その時期と、お子さんの学習塾の夏期講習の時期が重なり、教育資金の工面は佳境に入った感があります。まずは、受験費用を見積もり、払う時期にお金の用意ができるか確認してみてください。もし、用意できなければ、教育ローンの利用を検討しましょう。
小川 千尋
小川 千尋

受験費用は数十万円かかることもある

夏期講習は学習塾によって、また何教科受けるかで費用は異なりますが、数万円かかります。受講科目が数科目かさなると、費用もかさばり、日々の家計費から出すのは大変ですね。夏期講習が終わった後も学習塾通いが続くと、その費用は家計の負担になります。受験費用に用意しておいた蓄えが心細くなることもあるでしょう。

では、受験費用はどれくらい見積もっておけばいいのでしょうか? これは、センター試験を受けるかどうか、国公立か私立か、何校受けるか、宿泊を伴う場所の大学を受けるのかで違ってきます。

センター試験検定料は3教科以上で18,000円、国公立大学の受験料は1校17,000円、私立は1校あたり願書代1,000円+受験料35,000円です。遠距離の大学受験だと交通費と宿泊代が加算されます。自宅から通える国立大1校なら20,000円弱で済みますが、何校も受けると数十万円かかります。

また、滑り止めで受けた大学に合格し、入学金を支払ったけれど、本命校に受かって取り戻せなかった入学金も受験料に含めると、かなりの金額になります。

カード型の教育ローンなら借りたいときに借りられる

大学入学でかかる入学金や授業料などは、こども保険などで用意できていても、数十万円かかる受験料の用意まで気が回らない親御さんもいらっしゃるでしょう。もし、受験料の用意が難しければ、教育ローンの利用を検討してください。

教育ローンは、必要な金額を一括で借りるのが一般的ですが、カード型が増えているのが最近の特徴です。カード型のメリットは、カードローンと同じように、融資限度額内であれば繰り返し借りられる点です。必要なときにすぐ借りられて便利です。下表のような金融機関で取り扱っています。

カード型の教育ローンがある金融機関
金融機関名 ローン名 実質年率 金利
タイプ
借入可能額 最長
借入
期間
金融機関名:中国銀行
ちゅうぎんの教育ローン
(カード型)
3.675%~3.975%
変動
100万円~300万円
11年
金融機関名:静岡銀行
しずぎん教育ローン
(カードタイプ)
3.700%~5.700%
変動
10万円~1000万円
17年
金融機関名:横浜銀行
横浜銀行教育ローン
(カードローン型)
2.100%~3.450%
変動
10万円~1000万円
17年
金融機関名:筑波銀行
教育ローン
(カードローン型)
3.175%~4.675%
変動
10万円~500万円
15年
金融機関名:第三銀行
〈エグゼクティブ One〉
(カードローンタイプ)
4.400%~8.600%
変動
100万円~500万円

※イー・ローンの情報より筆者作成。

融資限度額内なら、繰り返し借りられるとはいっても、借りすぎには要注意です。返せる範囲内でとどめるようにしましょう。

【参考リンク】

担当:小川 千尋 (執筆:2015年08月12日)