第1166回NEW

カードローンの審査は思ったより厳しい?

物価の高騰が続き、やりくりに苦労しています。今のところはなんとかなっていますが、いざとなればカードローンを利用しようと考えています。カードローンの審査は厳しいですか?今のうちから準備できることや、知っておくべきことがあれば教えてください。(会社員 28歳)
スマホひとつで手軽にお金が借りられるイメージのあるカードローンですが、審査はシビアです。いざという時に「借りられなかった」と慌てないために、審査のポイントを確認し、今のうちからできることをしておきましょう。
カードを持ってスマートフォンを操作する男性

カードローンの審査で見られているポイント

「来店不要、保証人不要のWeb申込みで最短即日貸付」といった広告などにより、スマホひとつで手軽にお金が借りられるイメージのあるカードローン。しかし、誰でも簡単にお金が借りられるわけではありません。大手消費者金融などの審査通過率は、一般的に3割程度。つまり、10人申込んでも7人は審査に落ちてしまうのが実態なのです。

カードローンの審査の目的は、主に2つあります。ひとつは申込者の返済能力を確認すること、もうひとつは信用情報に問題がないかを確認することです。カードローンの審査基準は金融機関ごとに異なり、内容も公開されていませんが、おもに属性情報と信用情報が確認されます。属性情報とは、勤務先、雇用形態、勤続年数、収入など申込者に関する情報のことです。信用情報とは、クレジットカードやローンの申込み・返済の履歴などのことです。過去に返済が遅れたり、複数のローンに同時に申込んだりしている場合は、審査に通りにくくなったり、金利が高くなったりする場合があります。

自身の信用度を知る方法のひとつとして、クレジット・ガイダンス情報の開示請求をする方法があります。クレジット・ガイダンスとは、個人の信用度を数値化し、閲覧できるサービスです。クレジット・ガイダンス情報の開示は、インターネットまたは郵送で請求することができます。気になる人は確認してみるといいでしょう。

余裕のあるうちに行動しておく

「いざとなったらカードローンを利用しよう」と考えていると、家計が切羽詰まってから申込むことになります。焦っていると、書類不備などのミスが起きやすくなります。また、審査落ちを恐れて短期間に複数の会社へ申込むと、かえって審査に通りにくくなってしまいます。

そこでおすすめしたいのが余裕のあるうちに申込みをしておくことです。カードローンは、審査の際に定められた利用可能枠(限度額)の範囲内であれば、繰り返し借り入れが可能な商品です。借り入れをしなければ利息は発生しません。

時間的な余裕があれば書類の不備などを減らせますし、いくつかの商品を比較して、より自分に有利な条件のカードローンを選ぶこともできます。家計にも余裕があることで審査に通りやすくなります。余裕があるうちに審査に通っておけば、本当にお金が必要になったとき、カードローンを使うべきか、それとも家計を見直して乗り切るべきかを冷静に判断することができます。選択肢が増えることで、その後のマネープランにも大きな差が出ることでしょう。

私が書きました

宮野 真弓 の写真

宮野 真弓 (みやの まゆみ)

ファイナンシャル・プランナー(CFP(R))、一級ファイナンシャル・プランニング技能士。

大学在学中にFP資格を取得。証券会社、銀行、独立系FP会社を経て独立。忙しくても無理なく実践できるメリハリ家計を提案するママFP。 ライフプラン全般の相談業務や家計簿診断、ライフプランセミナー講師、FP資格取得講座の講師として活動中。 学校での金銭教育にも注力している。

※執筆日:2026年01月26日