第71回

住宅ローンで叶った南欧風の家。毎日の何気ない時間すら幸せです。

神奈川県にお住まいのララさんは、住宅ローンを使って、南欧テイストの注文住宅を購入。その後住宅ローンの借り換えも行い、満足した生活を送っているそうです。

オーナーさんデータ
神奈川県 ララさん(ハンドルネーム)ご一家
家族構成:
父、母、ララさん(33歳、公務員)、娘(小学生)
建設時の世帯年収:
800~900万円
購入した家:
新進建設「ラ・ミア・カーサ」(2階建て、3LDK。土地面積160m2、延床面積100m2
購入価格:
5,600万円
自己資金:
2,500万円
※当初の住宅ローン
利用ローン:
三菱UFJ銀行「住宅ローン」
金利タイプ:
固定金利型
金利:
1.7%(2015年9月実行)
ローン借入金額:
3,100万円
借入期間:
35年
毎月の返済額:
9万8,000円
※借り換え後の住宅ローン
利用ローン:
みずほ銀行「住宅ローン」
金利タイプ:
固定金利選択型
金利:
当初10年間は0.7%、11年目以降は変動金利(2017年8月実行)
ローン借入金額:
2,700万円
借入期間:
25年
毎月の返済額:
7万5,000円+ボーナス時増額18万5,000円×年2回

「娘と家で長時間一緒に過ごせるのも小学生まで。その時間を素敵な空間で過ごしたい」。そんな思いから、ララさんはマイホームの購入を考え始めたそうです。
ララ
はじめから注文住宅を考えていたわけではなかったのですが、たまたま広告で見かけた輸入住宅に心を奪われ、「小さくてもいいから、自分のお気に入りの家を建てたい」と思うようになりました。海外の街並みが好きなので、外観は洋風にしようと決めました。
ネットで複数のハウスメーカーを比較検討し、最終的には新進建設という地場のメーカーを選びました。
ララ
新進建設さんを選んだ理由の一つは、この会社が得意としていた「ラ・ミア・カーサ」という南欧風の家。タイルや砂岩の使い方が上品で、まさに私が理想とするものでした。
もう一つの理由は、建てた後も長く付き合えるメーカーさんだと感じたことです。住宅は一生もの。どんなに素敵な家を建ててもらっても、アフターケアがいい加減だったり、会社がなくなったりしたら、あとで困ってしまいます。その点で、新進建設さんは、最初に資料請求した時から対応が早く、実際にお会いした担当者さんが皆、誠実そうな雰囲気で、大変好感が持てました。ここなら安心してお任せできる、と思ったのです。
理想の家を作り上げるために、ララさんはネットでせっせと情報を収集し、細部に至るまで仕様を決めたそうです。
ララ
最近は、家づくりの先輩方が、ブログやSNSで体験談や最新の情報を発信しているので、さまざまな人の事例を見て勉強しました。ハウスメーカーや工務店の施工例も数えきれないぐらい見ましたね。
そして、「いいな」と思ったら、そのつど、我が家に取り入れられないか、と検討しました。外観から小さな装飾に至るまで、自分のイメージに近い画像を保存しておき、メーカーの担当者さんに送って、イメージを共有しました。
同じイメージを持つ努力をしたことで、完成した家は、ララさんのこだわりが隅々まで反映されたそうです。
ララ
何よりこだわったのは、吹き抜けのリビングです。私がリビングでくつろぎながら、2階の廊下から顔を出した娘に手を振れるような空間が理想でした。そこで、その雰囲気が伝わるような画像を探して、担当者にお見せし、アイアンの部分は施主支給したところ、思い通りに仕上げてくださいました。
1階のリビングは吹き抜けになっていて、開放的。ダマスク柄のブルーのカーテンもお気に入り

1階のリビングは吹き抜けになっていて、開放的。
ダマスク柄のブルーのカーテンもお気に入り

リビングのカウチソファーから見える2階廊下。要望を写真で細かく伝えることで、イメージ通りの空間に

リビングのカウチソファーから見える2階廊下。
要望を写真で細かく伝えることで、イメージ通りの空間に

キッチンカウンターや洗面台は造作でつくってもらいました。洗面所は輸入の洗面ボウルと大理石タイルの両方を使いたかったので、組み合わせにとても悩みましたが、最終的に100点満点の仕上がりとなりました。
キッチンカウンターは大理石タイルを用いた造作。飾り棚には季節の小物を飾り、楽しんでいる

キッチンカウンターは大理石タイルを用いた造作。
飾り棚には季節の小物を飾り、楽しんでいる

造作の洗面台。輸入の洗面ボウルにおしゃれな水栓、モザイクタイルをバランス良く組み合わせた

造作の洗面台。
輸入の洗面ボウルにおしゃれな水栓、モザイクタイルをバランス良く組み合わせた

また、2階の部屋のドアの上にはバラのステンドグラスを埋め込み、壁にはステンシルでバラや蝶を描いてもらいました。小さな装飾ですが、これらがあるだけで、だいぶ華やかになったかなと思っています。
ドアの上にはバラのステンドグラス、壁にはステンシルで描いたバラや蝶

ドアの上にはバラのステンドグラス、壁にはステンシルで描いたバラや蝶

娘さんの部屋はバラのシャンデリアとアクセントクロスの組み合わせ。成長してからも飽きがこない部屋を目指した

娘さんの部屋はバラのシャンデリアとアクセントクロスの組み合わせ。
成長してからも飽きがこない部屋を目指した

住み始めてから3年が経過した今も、出来栄えには非常に満足しているそうです。
ララ
新居に引っ越してから、とにかく家にいる時間が大好きになりました。毎日の何気ない時間ですら、幸せを感じています。海外旅行が好きで良く行くのですが、帰宅するたびに、決まって、「あれっ?私の家素敵じゃない!?」と思っています(笑)。
娘も、友達が遊びに来たときに、「夢の国みたい」「お城みたい」と言ってもらえて嬉しそうです。ちょっと大げさですけどね(笑)。
ローン借入額は3,100万円。当初は三菱UFJ銀行の「住宅ローン(固定金利型)」を借りましたが、2年後に、みずほ銀行の「住宅ローン(固定金利選択型)」に借り換えたそうです。
ララ
当初は、金利が変わらない固定金利型が安心だと思っていたのですが、もっと良い方法があるのではないか、と考え、みずほ銀行に相談に行きました。すると、固定金利選択型をすすめられたのです。10年タイプを選べば、娘の教育費がかかる10年間は、固定金利のまま、金利を約1%低くできます。繰り上げ返済なども考えれば、我が家には合っていると判断し、思い切って借り換えました。
結びに、注文住宅の購入を検討している人へのメッセージを伺いました。
ララ
注文住宅は、人生で一番高価な買い物であろうマイホームをオーダーメイドするという最高の贅沢だと思います。だからこそ、たくさんの情報に触れて、自分にとっての一番をたくさん取り入れるといいと思います。また、住宅メーカーは安易に選ばず、信用できる会社さんをじっくり選ぶべき。私が検討していた数社の工務店のうち、1社が、建築瑕疵訴訟で訴えられていることを後に偶然知りました。一生で一度きりの買い物ですから、後悔しないよう、細心の注意を払いましょう。読んでくださった方が夢を叶えられるよう、応援しています!
ライターからのコメント。

まるで南ヨーロッパの海風が吹いてきそうな、優雅なお住まいですね!
ララさんは、購入から2年後に住宅ローンを借り換えました。最初からベストなローンを借りるに越したことはありませんが、借りた後に、「やはり違うタイプのローンが良かったのでは?」となることもあるでしょう。そんな時はあきらめずに、借り換えを検討するのも一つの手。借り換え手数料を支払っても、長い目で見れば返済額が下がることがあります。詳しくはファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談してみると良いでしょう。

※今回ご協力いただいたララさんのインスタグラムのURLは https://instagram.com/lalalaisland

文/杉山直隆、企画/カデナクリエイト、編集/イー・ローン