第714回

自動車ローンに保証人は必要?

自動車ローンを借りる際に、保証人は必要でしょうか?どんな時に必要になるかも含め教えていただけますでしょうか。(Mさん 会社員23歳)
自動車ローンを借りるにあたって、通常は保証人を求められることはありませんが、例外的に連帯保証人を求められることがあります。

自動車ローンを借りるときの保証

通常、各種ローンを借りる際には何かしらの保証が求められます。 貸す側の金融機関が、その人が払えなくなったときにお金を回収できなくなるリスクを軽減するためです。 保証をするのが人の場合が「保証人」ですが、最近は、保証会社の保証を求められることがほとんどです。 自動車ローンでも同様で、今どきは保証会社の保証が中心で、保証人を求められることはほとんどありません。

イー・ローンのサイトで個別金融機関の自動車ローンの借入条件を見てみたところ、「保証」に関して、多くは次のような説明になっています。 保証料に関しても金融機関の負担になっています。

保証人:不要。保証会社の保証をご利用いただきます。
保証料は銀行が負担しますので、お客さまは別途保証料を支払う必要はありません。

ちなみに、足立成和信用金庫「しんきんマイカーローン」の例では、保証料は一般社団法人しんきん保証基金を利用する形で年0.54%~0.78%(2017年2月27日現在)かかるものの、金利に含まれています。

中には連帯保証人が必要な場合も…

しかし、中には次のように記載されているところがありました。

富山第一銀行 オートローン(変動金利)※2017年2月27日現在
保証人:原則不要
ただし、次の場合には連帯保証人が必要となります。
※ご返済能力の判定において、年収を合算してお申込みされる場合、年収を合算される方
※保証会社が必要と認めた方
武蔵野銀行 マイカーローン ※2017年2月27日現在
保証人:保証会社が保証いたしますので保証人を立てていただく必要はありません。
※ただし、保証会社が必要とした場合は、保証会社が連帯保証人を求める場合があります。
※学生・パート・アルバイトの方は、保証会社に対し連帯保証人をお付けいただきます。
常陽銀行女性向けマイカーローン「Oh ! My Car !」 ※2017年2月27日現在
保証人:不要。常陽信用保証(株)が保証します。保証料は常陽銀行が負担します。
※企業を経営または事業を行っている方は、同一事業を3年以上営業していることが条件となります。

以上から、自動車ローンの場合、保証人は原則不要ではあるものの、例外的に「連帯保証人」が必要な場合があることがわかります。 「連帯保証人」とは、ローンを借りた人と同様の返済義務があり、連帯して借金を担う人をいいます。 「保証人」なら「ローンを借りた人に請求してください」と言えますが、「連帯保証人」はそれが言えません。

金融機関によって異なる場合もあるので、利用の際に確認が必要ですが、自動車ローンの場合、連帯保証人が求められるケースとしては次のような人が挙げられそうです。

連帯保証人が求められる場合
・収入合算で申込む場合の合算者
・学生・パート・アルバイトの方
・経営者や個人事業主で3年未満の方
・会社員として勤続3年未満の方
・そのほか保証会社が必要と認めた方

「保証会社が連帯保証人を必要と認める」ケースとしては、他の借り入れがあったり、年収に対して借り入れが大きいなど、信用力不足を補う必要がある場合でしょう。 例外的とはいえ、自動車ローンを借りるのに連帯保証人を求められることがないよう、自身の信用力は上げておきたいものですね。

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私が書きました

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豊田 眞弓 (とよだ まゆみ)

ファイナンシャル・プランナー、シニアリスクコンサルタント。

20代前半より経営誌や経済誌、女性誌と広く手がけるライターとして個人事業を展開。1995年より独立系FPとして、雑誌やムック、新聞、サイトへの寄稿・監修、相談業務、講師などで活躍。「今日からの お金持ちレシピ」(明日香出版)をはじめ共著本など多数。

※執筆日:2017年02月27日