第33回

住宅ローンで叶ったフレンチな輸入住宅。細部までこだわりました。

東京都のよったんさんは、2015年3月に住宅ローンを使って、念願のフレンチデザインの輸入住宅を建てました。シャンデリアや壁紙などを自ら用意することで、出費を抑えつつ、理想の住宅を実現しました。

オーナーさんデータ
東京都 よったんさんご一家
家族構成:
夫(40歳・会社員)、妻・よったんさん(38歳・会社員)、父、母
世帯年収:
1,000~1,100万円
購入した物件:
イエジャパン・輸入住宅
延床面積と間取り:
95m2、2LDK
購入価格:
6,400万円
自己資金:
300万円
利用ローン:
みずほ銀行「住宅ローン」
金利タイプ:
変動金利型
金利:
0.775%(2015年4月実行)
ローン借入金額:
6,100万円
借入期間:
35年
毎月の返済額:
約18万円

東京・城南地区の私鉄の駅から徒歩4分。住宅街の中でひときわ目を引く白亜の一軒家が、よったんさんのお宅です。
よったん
もともと輸入住宅に憧れていたわけではなかったのですが、住宅展示場に足を運んだ時、フレンチデザインの住宅と出会い、一目で気に入ってしまいました。「こんな家に住みたいんだけど…?」と主人に聞いてみると、あっさりOK。実家の近くに狭いながらも好立地の土地を見つけたので、そこに輸入住宅を建てることにしたのです。
展示場で見たモデルハウスのビルダーさんはちょっと建築費用が高かったので、価格を抑えて理想のデザインを実現してくれるビルダーさんを探しました。複数のビルダーさんにデッサンを描いていただいて比較検討し、神奈川県のイエジャパンさんに決めました。
思い描いた理想の家を実現するために、インテリアやエクステリアのほとんどを、自分たちで調達しました。
よったん
凝り性なB型気質から「せっかくフレンチデザインの家を建てるなら、徹底的にやりたい」という思いが頭をもたげてきて、家具やカーテンはもちろん、シャンデリアや壁紙、カーテンレール、収納の取っ手など、細部に至るまで自分で取り寄せました。
家を建てるのは初めてなので、どこで買えばいいのかわからなかったのですが、輸入住宅の建設の様子を記録するブログを始めたところ、輸入住宅に詳しいブロガーさんと何人もお知り合いになれまして。素敵なカーテンやインテリアがリーズナブルに買えるお店を教えていただきました。
そうしたお店は郊外にあることが多く、毎週末は車でお店めぐり。時間はかかりますがそれだけの価値はありました。リビングのソファーは千葉にあるお店で購入しましたが都心の3分の1ぐらいの値段でした。
着工から約5カ月、2015年3月末に待ちに待った家が完成しました。
よったん
最もこだわったのは「外観」です。やはり家の印象を決めるものですから、中途半端にはしたくありませんでした。そこで、外壁にサイディングを使わずに、ゲーテハウスの「ゲーテウォール」という塗り壁を採用。石積み風のヨーロピアンな雰囲気を塗装で実現していただきました。バルコニーのアイアンも自分たちで気に入ったデザインを指定して作成していただき、完成した時は圧巻でしたね。上品で洗練されたパリの雰囲気で帰宅するだけでも嬉しくなります。

2階のリビングダイニング。ヨーロッパのお城のようなエレガントな雰囲気ながら、落ち着きも両立

電気式暖炉と、暖炉を飾るマントルピースもリビングのアクセントに

室内も隅々までこだわった甲斐がありました。シャンデリアは各部屋に異なる種類を取り付けました。また、シャンデリアの天井部分を飾るメダリオンもこだわったポイントのひとつです。重くて高そうに見えますが実はポリウレタン製で軽く、価格も数千円ほど。これだけで部屋の雰囲気がまるで違うので取り付けて良かったと思います。高価に見えるシャンデリアも根気よく探せば豪華なものが買えるので、お金をかけなくても手間暇かけて探せば、かなり満足がいくものが見つかるものだと実感しました。

シャンデリアには大きなメダリオン(メダル型の天井飾り)をセット

両親と一緒に住めるよう、1階に和室を用意しました。シャンデリアを付けたので、最初は「えっ、和室にシャンデリア?」と驚いていましたが、すっかり慣れたようです。私たちにとっても、何日か住むとホッと落ち着ける空間になりました。

ご両親が住む1階の和室にもシャンデリアが。デザイン性のある市松模様の琉球畳と意外とマッチする

3階の寝室の横に、ドレッシングルームを配置。落ち着いて身支度ができる

フレンチデザインの輸入住宅を建てたのを機に将来的には自宅サロンもできればいいなと考えるようになり、白い洋磁器に描画するポーセラーツを習い始めました。また、輸入住宅を建てたブロガーさんとの交流も続いていて、よく情報交換会もしています。住んでいる世界も広がった感があります。
ローン借入額は6,100万円。みずほ銀行の住宅ローンを選びました。
よったん
どの銀行にするかは不動産屋さんに任せていましたが、メガバンクの審査が通って一安心。固定金利か変動金利か悩みましたが、若いうちに多くのお金が使えたほうが良いと思い、変動金利を選びました。ボーナス払いを併用しませんでしたが月々の支払いは18万円弱で、金利の低さを実感しています。
最後に、輸入住宅の購入を検討している人へのメッセージをお聞きしました。
よったん
家は一生に一度の大きな買い物。予算との戦いですが、後悔しないように試行錯誤を重ねて進めることが大事だと思います。私がおすすめするのは、同じような輸入住宅を建てたブロガーさんのブログで情報収集すること。ビルダーやインテリアなどの情報はかなり手に入ると思いますし、「玄関のシューズインクロークには換気扇を付けるべき」といった、気づきにくいことにも気づけます。わからないことがあればコメント欄に投稿すれば、いろいろ教えてくださる方もいらっしゃいますよ。あとは行動あるのみ。理想のインテリアを探しまわるのは大変ですが、手間暇かければかけるほど、愛着のある家ができあがるはずです。
ライターからのコメント。

住宅ローンはメガバンクを第一希望にする人が多いようですが、近頃はメガバンクより低金利の住宅ローンを扱っているネットバンクもあります。また、省エネ住宅の場合は、長期固定金利のフラット35Sで、当初5年間は1%以下の金利で借りられることもあります。さまざまな住宅ローンを比較検討してみましょう。

※取材にご協力いただいたよったんさんのブログ「My sweet sweet home~狭小地でも素敵な輸入住宅を建てる~」
http://ameblo.jp/love-hawaii0425/

文・企画/カデナクリエイト、編集/イー・ローン