第292回

急場を凌ぐ超短期のキャッシング/カードローン利用法

忘年会シーズンに入り、急にお金が必要になることがありそうです。上手なお金の調達法があったら教えて下さい。(東京都 31歳 会社員)
忘年会シーズンともなると、急にお金が必要になる場面もあるでしょう。そんな、急場を凌ぐ超短期のキャッシング/カードローンの利用方法を2つご紹介します。

銀行のATM手数料より安くすませる

急に忘年会に誘われて、おサイフの中が心配。でも、銀行のATMを使うと時間外手数料や他行ATM利用料を払わなければならないこともあります。そんなときは、キャッシング/カードローンを借りて、超短期で返済するというのも選択肢のうちの一つです。例えば、3万円を借りて翌日に全額返済すると、1日分の利息は3万円×0.18(実質年率18.0%の場合)÷365(日)=14円となります。もし、翌日に返済できなくても、1週間後に返済すれば、14円×7日=98円で、ATM手数料より安くてすみます。

一定期間無利息のローンを利用する

忘年会が立て込んでおこづかいが足りなくなってしまい、給料日までの数日間を凌ぎたい方もいるでしょう。そんな方には、まだ数は少ないですが、一定期間内(7日・10日・30日など)に全額返済すれば利息はかからないキャッシング/カードローンを利用する方法もあります。 これは、初回契約日の翌日から何日間という“初回限定”の特典であることが多いのですが、シンキの1週間無利息キャッシング「ノーローン」は、初回だけでなく何度借りても7日間は無利息で利用できます(ただし、無利息になるのは完済日の翌月以降)。1週間無利息キャッシング「ノーローン」は、忘年会シーズンに限らず、「給料日までちょっと足りない…」というときにも利用できますね。

どちらの方法も、申し込んだ時間や審査にかかる時間などによっては、その日のうちにお金を借りられないことが考えられます。ですから、急にお金が必要になることが予想される方は、余裕をみて2~3日前にキャッシング/カードローンに申し込んでカードを作っておくといいでしょう。申し込みの際は、本人確認書類(健康保険証、免許証、パスポートなど)などが必要になりますから、どこで申し込み手続きをしても大丈夫なように、これらの書類を準備しておくことをお忘れなく。

そして、借りるときは、きちんと返せるかどうかを確かめて、節度を持って利用するようにしてください。また、うっかり返し忘れるということがないよう注意しましょう。

私が書きました

小川 千尋 (おがわ ちひろ)

ファイナンシャル・プランナー。

1994年ファイナンシャル・プランナー資格取得。資格取得後、以前から携わっていた出版物の編集・執筆の経験を活かし、独立系ファイナンシャル・プランナーとして、マネー誌や一般誌、新聞、ウエブサイトなどのマネー記事の編集・執筆・監修などの執筆関連業務および個人のライフプランなどの相談業務、セミナー講師として活動。

※執筆日:2008年11月20日