第249回

メインにするクレジットカードの選び方

何枚かクレジットカードを持っているのですが、メインで利用するカードを作りたいと思っています。どのように選んだら良いでしょうか?
さまざまなクレジットカードのサービスのうち、どのようなサービスを一番重視するかによってカード選びをすると良いでしょう。

お買い物に行ったお店でなんとなく作ったクレジットカードは何枚か持っているけれど、バラバラに利用していてもったいないのでは、と思っている人も少なくないでしょう。できるだけ、メインで利用するカードを決め、集中させた方がポイント面ではお得度も高くなります。なお、各商品の融資内容も、少しずつ以下のように違いがあります。

特徴で選ぶ

クレジットカードを比較する際、年会費、ポイント還元率、ポイント移行、補償内容などを比べてみると、各カードの特徴がわかりやすいでしょう。

<クレジットカード比較>

 ダイナースクラブカードアメリカン・エキスプレス・カードSBIゴールドカード: 
ダイナースクラブカード
アメリカン・エキスプレス・カード
SBIゴールドカード
 ダイナースクラブカードアメリカン・エキスプレス・カードSBIゴールドカード:年会費
15,750円
12,600円
5,250円
 ダイナースクラブカードアメリカン・エキスプレス・カードSBIゴールドカード:ポイント・マイルへの移行など
無期限有効のクラブポイント
5航空会社マイレージに加算が可能
8社の航空会社、3社のホテルグループのマイレージに移行可能
最大1.2%還元
 ダイナースクラブカードアメリカン・エキスプレス・カードSBIゴールドカード:保険
最高1億円までの旅行傷害保険
最高5,000万円の旅行傷害保険
最高5,000万円の旅行傷害保険
 ダイナースクラブカードアメリカン・エキスプレス・カードSBIゴールドカード:補償内容
カードで購入した商品の破損、盗難など
カードで購入した商品の破損、盗難など
カード盗難紛失保険

ポイントを重視するのであれば、還元率に注目してみましょう。 SBIゴールドカードでは、業界でもトップレベルの1.2%還元。

海外旅行などによく行かれる方にとっては、マイレージへの移行ができるのは大きな魅力。年会費がかかっても、海外旅行保険も付帯していれば、旅行の度に加入する必要もなくなり利便性は高くなりますね。

キャンペーンにも注目

各カード会社では「入会キャンペーン」を行っているところがたくさんあります。抽選で宿泊券や人気の家電製品が当たったり、入会後、一定金額以上クレジットカードでショッピングをした人全員にキャッシュバック、というようなものもあります。

中には、特定のサイトから申込んだ場合にプレゼントがもらえるというものもありますので、せっかく入会するのであれば、キャンペーン情報を見逃さずにお得に入りたいですね。

私が書きました

吹田 朝子 (すいた ともこ)

ファイナンシャル・プランナー(CFPR)、一級ファイナンシャル・プランニング技能士、企業福祉管理士。

1989年一橋大学卒業後、生命保険会社に入社し、企画・予算管理を経て1994年に独立。TV「発掘!あるある大事典」「株式ワイドオープニングベル」などにも出演。「ステキなマネープランニング(ハルアンドアーク出版)」など著書多数。相談業務、セミナーなどでも活動中。

※執筆日:2007年01月09日