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ローンを活用して長年の夢をかなえた人をインタビュー!ローンで叶った!私の○○

ローンを活用して長年の夢をかなえた人をインタビュー!ローンで叶った!私の○○

「念願のガレージハウスを建てた」「海が見える丘の上の家を買った」「学生の頃から憧れていたあの外車を購入」――。ローンを活用することで、長年の夢だったマイホームや車などを手に入れた人にインタビュー。こだわって良かったポイントや妥協したポイント、業者との付き合い方やローンの選び方など、購入後に後悔しないためのコツに迫ります。

第2回
住宅ローンで叶った私の南欧風の家。ハーフビルドで実現しました。 (2013年08月20日)

親子でペンション経営をしている松原さんは、理想の家を建てるため、最近注目されているハーフビルドを選びました。半分自分で造る利点、理想が詰まったマイホームの住み心地などを伺いました。

家主さんデータ
栃木県 松原さん(仮名)ご一家
家族構成:夫・孝さん(37歳・自営業)、妻・千香さん(35歳・専業主婦)、子供一人
世帯年収:400万円
購入した住居:株式会社ハーフビルドホーム「ハーフビルド」
延床面積と間取り:86.13m2、3LDK
購入価格:2,450万円(土地購入価格1,050万円+建物建築コスト1,400万円)
自己資金:300万円
住宅ローン:SBIモーゲージ「フラット35」
金利タイプ:全期間固定
金利:2.03%(2012年7月実行)
ローン借入金額:2,150万円
借入期間:35年
毎月の返済金額:7万3,000円

栃木県の某リゾート地。美しい自然を背景に南欧風のしゃれた家が建っています。実は、この家はハーフビルド。ハーフビルドとは、難しい作業はプロが、比較的やさしい部分は施主が手掛けるという新しい家の造り方です。松原さんご夫婦のハーフビルドは2013年5月に完成しました。
松原
家を建てたきっかけは、娘が小学校にあがったことです。そろそろ娘の部屋も必要だし、できれば自然に囲まれた環境でゆったり育てたいと考えました。どんな家にするかは、漠然とですが南欧風の家と決めていました。若い時からトスカーナやプロヴァンスをはじめ南欧の家並みが大好きで、よく旅行もしました。その都度、いつかはこんな家に住みたいという憧れもふくらんでいきました。
ところが、そんな家を建ててくれそうなところは、なかなか見つかりませんでした。ハウスメーカー探しや設計士探しを初めて3年くらいたった頃でしょうか。たまたま、自動車で走っていたら、イギリスの湖水地方コッツウォルドの典型的な田舎家をみつけました。それが株式会社ハーフビルドホームの事務所と社長の家だったのです。こんな家を造れる設計士さんなら、きっと自分の理想の家を造ってくれるはずだと確信しました。それまで「ハーフビルド」のことは全く知りませんでしたが、こんなに素晴らしい家を建てられるなら、自分たちも「ハーフビルド」にしようと決めました。
ハーフビルドのコンセプトは、自分でできる作業は自分でやる。松原さんは、ペンションの閑散期の冬の平日を作業にあてられたので、基礎工事、上棟工事、外部建具工事、外壁下地工事、屋根工事以外はすべて自身でやることにしました。
松原
家造りは、次のような手順で進みました。まず、漠然と家のイメージを設計士の方に伝えます。「三角屋根にして二階は山小屋風の内装。できれば薪ストーブもつけたい」といった感じですね。希望を図面に起こして頂き、屋根工事が済んだ後から、私たちの作業になります。

新しい作業に入る都度、現場に専門家が指導に来る

断熱材の入れ方、漆喰の塗り方、天井板の張り方など、新しい工程に入る都度、専門家の方がやってきて指導をしてくれます。でも、正直大変でした。スタート前に、しつこいほど、ハーフビルドホームの社長から「大変ですよ」と念を押されましたが、実際は予想した以上に大変でした(笑)。中でも、しんどかったのは石膏ボード張り。重いので運ぶのも張るのも大変な上に、固定するための大量のビス打ちがある。その数およそ7,000個。腱鞘炎気味になりました。
もっと作業を専門家に任せることもできますが、私は最大限自分でやりたいと思いました。もちろん失敗もありますよ。天井にちょっと隙間が空いちゃったとか、作業の途中で工具を落として床に傷がついちゃったとか。でも、そうした失敗のひとつひとつが、家と家族の素晴らしい思い出になります。普通なら、床の傷がいい思い出になるなんて、あり得ませんよね(笑)。

天井材張りのレクチャーに真剣に耳を傾ける

寝室完成。なかなかの出来ばえです

しゃれた内装の多くは、作業しているうちに思いついたものです。中には、大量に出てきた端材の有効利用という観点でひらめいたものもあります。
松原
内装については、やりながら次の工程を考えるというやり方でした。「この扉は、どんな素材で、どんな色にしようか? 」といった感じです。
たとえば、階段の手すりは、最初はすごく低かったんです。ところが建築基準法では110センチ以上の高さが必要だったのでやり直し。それなら「もっと!良いものをつくってやる!!」「ここに穴を開けて飾り棚にしたらいいかも」といった具合にどんどん変更して、結果的にいいものになったと満足しています。

地中海をイメージさせる漆喰の手すり。作業しているうちに、飾り棚のアイデアが生まれてきました

実際に造ってみて驚いたのは端材の多さでした。ハーフビルドホームの「ハーフビルド創作教室(余り材で作る家具教室)」は役に立ちましたね。たとえば、収納の扉は天井板や床材の切れ端を貼り合わせて作り、キッチンカウンターは外壁に使う「床材、破風材等」の余りを使いました。いつの間にか、端材からどんどん新しい発想が生まれるようになりました。

天井と床材の端材を組合わせて作った扉

娘の部屋の漆喰塗りは、娘にやらせました。自分の部屋への思い入れが高まったようですね。とても大切に部屋を使っています。玄関周りや庭などまだ未完成のところがいくつか残っていますが、それが終わったら、また、棚を作ったり、家具を作ったり、いろいろと手を入れたいと考えています。最初は鋸もうまく使えなかったのに、さすがに家を一軒建てたら、大工仕事はかなりの腕前になったので、新しいアイデアを思いつくとどんどん試したくなります。夢の家には完成がないかもしれませんね。一応、住宅ローンの支払いが終わる35年後を完成目標にしていますが(笑)。

子供部屋・自分で造った部屋だから、お片付けもちゃんとやります

物件価格は2,450万円。うち住宅ローンは、2,150万円。SBIモーゲージ『フラット35』を選びました。
松原
最初は変動金利の住宅ローンを検討していたのですが、銀行の審査は自営業者に対しては厳しいものがあり、大手都市銀行から地方銀行まで、立て続けに10行くらいの審査に落ちました。あきらめかけた頃、たまたま知人から「SBIモーゲージで住宅ローンを組んだ」という話を聞き、わらにもすがる思いでSBIモーゲージを訪ねたのです。すると、きちんと話を聞いてくれ、住宅ローンの審査にも通りました。ノンバンクでも、とりたてて金利が高いわけでもないので、あたってみるべきだと実感しました。
結果として、『フラット35』の固定金利になりましたが、これから金利が上がると言われているので、まあ、逆によかったかなと思っています。
最後に、これから住宅を買う人へのメッセージをお聞きしました。
松原
「こんなものでいいか」と簡単には妥協せずに、「今の思い」を貫ける家を建てて欲しいなと思います。あきらめなければ、きっと最善の方法は見つかるはずです。私のおすすめはやっぱりハーフビルド。自分でやった分だけコストを抑えられるというメリットもあります。もちろん、石膏ボード張りなど大変な作業はすべてプロに任せて、一部の作業だけ手掛けることも可能です。自分でやれば、家への想いはぐっと深まりますよ。

どこをみても思い出がたくさんつまっていて、愛着はますます深まります

南欧風の空間から見れば、窓の景色も違って見えます

ライターからのコメント。

サラリーマン以外の自営業や事業主に対しては、あいかわらず住宅ローンの審査は厳しいようです。松原さんは、銀行に固執せずノンバンクにも目を向けたことで、理想のマイホームへの道が開けたわけです。ポイントは一部の金融機関で審査が通らなかったからといって、がっかりせずに広い視野で取り組むこと。親切に相談にのってくれる金融機関もたくさんあります。

※協力/株式会社ハーフビルドホーム(http://www.hbh-nasu.com/)、企画構成/カデナクリエイト、編集/イー・ローン