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実際どうなの、その“ちょい上” ワンランクアップしてみました。

実際どうなの、その“ちょい上” ワンランクアップしてみました。

飛行機にビジネスクラスがあるように、うな重に上があるように、ザクにシャア専用があるように――。世のあらゆるモノやサービスには「ちょい上」クラスがあるもの。その価値を知っている者と知らない者とでは、何だか人生の豊かさが変わってきそうな気がします。あまたある「ちょい上」たるものの使い心地はいかがなものか?節約してでも、ボーナスをはたいても体験すべきか?検証すべく、庶民派かつ恐妻家ライターのモモセが気になるワンランクアップ商品を体験取材。背伸びしない目線で語る、お気軽体験ルポコーナーでございます。

第1回
レンタカー屋でハマーH2を借りてみた(前編) (2012年11月20日)

ちょい上した人
ライター・モモセ

1971年生まれ。ビジネス誌、マネー誌を中心に活躍。デキるビジネスマンへの仕事術取材。賢い投資法や節約術など相当数取材している。のに、なぜかデキない、カネない、家での権威がないという、ナイナイづくしの庶民派ライター。好きなロックバンドは男闘呼組。

キムタクや長渕と同じ愛車を借りる愉悦。

秋晴れの10月某日。こんな日は仕事なんかやめて、ドライブにでも行きたいところ。 もっとも、わが愛車は中古の軽(アトレー)。かわいい息子とこわいカミさんを乗せるためだけの仕様になっていて、カッコいいスポーツカーやゴツいSUVを乗り回すなんて夢のまた夢。そもそも貧乏ライターには高くて買えないしなあ、などと思っていたところに、編集者Hから電話があった。 まずい……原稿の催促か?

「どうもー。いい話があるんです。いろんな商品やサービスの“ちょい上”体験ができる取材、やりませんか? 今回はあのハマーに乗れるんですよ。どうですか? モモセさん」

うん。やります。乗ります。走ります!
と答えてみたものの、実はこの段階でハマーが何かよくわからなかった。もちろん頭に「MC」がつかないであろうことは察したが、とくにクルマに強い関心があるわけでもなく、むしろ弱い私にとって「ポルシェ」とか「ベンツ」くらいなら分かれど、「ハマー」って何だ? と。
まさかコレとは思わなかった。

「コレがハマーだ!」
ドン! ハマーH2。アメリカ軍用車”ハンビー”にルーツを持つGM製のSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビーグル)。330馬力6,000ccエンジンを搭載したワイルドで無骨な体躯ながら、都会的な意匠も施されているのが特徴。日常からレジャーまで様々なステージで活躍できるとあって、内外のセレブにも大人気らしいです

うーむ。カッコいい。同時に伴った独特の威圧感は全長約5m、全高約2mのサイズからくるものか、モビルスーツのようなマスクからくるものか。聞けば、このH2、木村拓哉さんや長渕剛さんも所有されているのだとか。やはりビッグな人はビッグなクルマに乗りたがるんですかね? ビッグというより、かみさんにピッグ扱いされている自分のような人間が乗っても許されるのだろうか。

Hが言う。
「大丈夫ですよ。というより、実はハマーH2のような高級車だけを取り扱うレンタカーショップが葛西にあるんです。こういうスーパーカーみたいなものって数千万、数百万するので買うのはムリでも、『借りる』という選択肢があったら試してみたいじゃないですか。クルマ離れが増えているようですけど『いいクルマに乗る喜び』って、絶対的にありますからね。ぜひ、そんなちょい上レンタカー体験を庶民代表のモモセさんに体験して欲しいと」

ふむ。「庶民代表」というのが少しだけ気にさわったが、分かりました。と、早速東京は江戸川区、葛西にある高級外車専門のレンタカー店「DIREX」に向かったのだった。

「高級車専門レンタカー店です」
今回、ご協力いただいたのはこちら。   『DIREX東京』
  東京都江戸川区南葛西2-1-25
  TEL:03-6808-5530
  http://direx-rent.com/
なんか自己主張の激しいクルマばかり停まってます。

東京メトロ東西線、葛西駅からクルマで5分ほどの場所に突如現れる高級車がならんだ店。店先にはポルシェ、ベンツ、BMWなどがズラリ。クルマ好きのHは「すげぇー!! マスタング、アルファロメオまでありますよ!」と、子どもみたいなハイテンションだが、正直なところ車種はあとで調べて書いてます。とにかくテレビでよくみるスーパーカー的な高級外車ばかりが並ぶ『DIREX』。これすべてレンタカーなのだという。

「当店ではスポーツカーやオープンカーはじめ、他の高級レンタカー店では扱っていない“趣味のクルマ”を取り揃えています。しかも多くは現行車両なんです」
こう説明するのは、同店を展開する株式会社フェダージャパンの営業マン・野村幸宏さんだ。

高級外車にあこがれはあるけれども、価格が1,000万円を超えるものもあって所有できない人が大多数だ。しかし、レンタカーで「ちょっと乗る」なら乗ってみたいという人は結構いるもの。シェアカーやレンタカーが台頭し、クルマ離れが進む昨今、むしろそんなニーズのほうが高まるだろうと、同社は4年前からサービスを開始したそうだ。

もっとも、レンタカーといえども超高級車となれば、やはり料金は高いのでは?
「いえいえ。みなさんに楽しんでいただくために、破格でご提供しています。例えばポルシェは1日2万円台。キャンペーンの時は2万円以下です。かつての相場は1日8万円という時代もありましたが、やはり乗って頂くことが大事ですので」(野村さん)

「真っ赤なポルシェもございます」
山口百恵さん世代直撃の赤いポルシェもレンタルできます。ちなみに通常は1日25,900円でこれが乗れてしまうのです。

「珍しいクルマばかりですから、映画やドラマなどに使われることも多いんです。最近では、北野武監督の『アウトレイジ』にもうちのベンツが出ていますよ」(野村さん)

1日2万円でポルシェを走らせられる。なんというか、ちょっと豪華な日帰り旅行したと思えば、ポルシェで高速走らせて、大阪でお好み焼き食べて帰ってくる、なんていうラグジュアリーでバブリーで、かつせわしない「ちょい上旅行」なんていうのも楽しそうだ。

「そうなんです。使い方は利用者の方次第でいろいろ考えられる。20代後半から30代のお客様が多く、みなさん、デートなどドライブに利用される。また普段は家庭の事情でファミリーカーを所有しているけど、たまにこっそりと高級スポーツカーを借りて、存分に運転を楽しむというお父さんもいらっしゃいますね」(野村さん)

いいなあ。ポルシェでデートしたら彼女は落ちるよなあ、と思いかけたが、実践したらカミサンの雷が落ちるので妄想でやめておいた。

というわけで、今回はHの独断で予定どおり、米GM社最強のSUV『ハマーH2』をチョイスした。新車売り出し価格は945万円。セレブな人ならともかくとして、なかなか所有できない高値の、いや高嶺の花的クルマの代表である。これがレンタカーなら1日2万円強で借りられるのである。良い。とくにこれからの行楽シーズンで、アウトドアなんていい季節。これでオートキャンプにのりつけたら「なに、キムタク?」「セレブ、キター!」とつぶやかれまくるんだろうなあ、と早くも気持ちがアガってきた。

「コレが俺のクルマだぜ(今日だけ)」
まずは記念撮影してみた。米軍用車のルーツを持つだけあって、装甲車なみのデカさ。ワイルドだぜぇ~! とか言いつつ、コレを運転するのかと思うと、心の中は不安でいっぱいであります。

では、さっそくドライブだぜぇ~! とその前に、まずはしっかりレクチャーを受ける。同社ではやはり特殊な車両を多く扱うので、よくある他のレンタカー会社とは比べものにならないほど、レンタル前に一台一台エンジンのかけ方から運転操作まで丁寧に教えてくれるのだ。これはひと安心。正直なところハマー初体験どころか、私は左ハンドル初体験なのだ。

「そういう方がよくやられるのがウインカーと間違っていきなりワイパーを操作してしまうことなんですよ。国産車は右にウインカー、左にワイパーのレバーがありますが、輸入車は逆ですから。ふだんのクセで間違えてしまう方が多い。もっとも『ハマーH2』はワイパーがレバーではなく、ダイヤル式なのでご安心ください」(野村さん)

いよいよ車内へ。車高の高さに少々ビビリながら足を踏み入れるとー。おおっ、広い! ふだん乗ってる軽とは大違いだ(当たり前)。もっとも、外見はゴツい割に車内は落ち着いた感じのデザイン。ハンドルはデカイし、オートマのシフトレバーや計器類もアメ車仕様。車高が高い分、軽とは見える景色も違うし、いかにも乗り心地が良さそうである。

「正直、シートの動かし方から聞きました」
バリバリに緊張しております。それにしてもシートはうぃーんって電動で動くのですな。国産車でもふつうになっているらしいですけど。私の軽は違うんですもの。

では、出発。今回は特別に営業の野村さんに同乗してもらい、当然Hも同乗。ぶつけたらマズイと緊張しつつ、いざ!

こわごわアクセルを踏むと、おー、前に進んだ。それにしてもすごい馬力。軽の約10倍の330馬力だからか、やっぱパワーが全然違うね。と、歩道にちょっと乗り出した途端、道行く歩行者が注目しているじゃないですか。コレがセレブ気分か。いざ乗ってみると、すでに1日2万円が安く感じてきた。では、さっそく左ウインカーを出して……。

「あ、ワイパー動かしちゃった」
というわけで、もう一度、クルマを止めて、野村さんにワイパーの場所を教えてもらっているところであります。

ちょい上レンタカードライブ。いよいよ出発したものの、はたして、無事に帰って来れるのか!?(次回へ続く)

※文/百瀬康司、企画構成/カデナクリエイト、編集/イー・ローン

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