マイカーローンの選び方

従来は自動車ディーラー経由でローンを組むケースが一般的でしたが、最近では民間金融機関のマイカーローン利用が増えてきました。取扱いは銀行や信用金庫、信販会社、損害保険会社、消費者金融などです。また、資金使途も、新車や中古車の購入のみならず、車検や修理、自動車学校、個人売買、免許取得のためなどにも対応するローンがほとんどです。

金利の低いローンの方が有利なのですが、最近のような低金利時代では、変動金利型は将来の金利上昇リスクがあるので、3〜5年の短期間で返済可能な場合に利用する方がいいでしょう。逆に中長期となる返済期間5年以上で考えるなら、固定金利型をベースにした方が安心といえるでしょう。

銀行ローンでは、給与振込や公共料金の引き落としなどの取引内容に応じて、また、2回目以上のローン利用者、ゴールド免許保持者への金利優遇があるケースが一般的です。最近は一定の金額以上で借入をする場合に金利を優遇するケースも見受けられます。そのためディーラー経由の情報のみならず、インターネットであらかじめ金利や借入額などの借入条件も確認して、より有利なローンを探してみると良いでしょう。
なお、途中で全額繰上返済をすることはもちろん、金融機関によっては、一部繰上返済も可能なところがあるので、手持ちの余裕資金ができたら活用してみるのも効率的です。

金利 変動金利と固定金利の2つのタイプがあり、カードローンなど使途に制限のないローンより金利は低めに設定されている
資金使途 自動車の購入資金のほか、車検や修理費用、免許取得費用などの自動車関連費用にも対応できる商品も一般的
一般的な借入条件
  • 年齢が20歳以上であること
  • 毎月安定収入があること
一般的な必要書類
  • 年収を証明する書類 (会社員であれば源泉徴収票)
  • 自動車の購入を証明できる書類
  • 本人確認書類 (運転免許証等)他

マイカーローンの種類

種類 取扱機関 メリット デメリット
種類: 信販・クレジット
  • 信販会社
  • 自動車ディーラー
  • 手続きが簡単
  • 短時間の審査でOK
  • ローンに比べ金利が高い
  • 返済が終わるまで、自動車の所有権はディーラーか信販会社にある
種類: マイカーローン
  • 銀行
  • 信用金庫
  • 労働金庫
  • 損害保険会社等
  • 一般的に、信販・クレジットより金利が低い
  • 免許取得費用・車検費等もローンの対象となる
  • 購入したその時から、車の所有者となれる
  • 手続きがクレジットに比べてやや面倒
  • 審査に時間がかかる