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FPからのアドバイス

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第735回
有担保ローンでの抵当権と根抵当権の違いは? (2017年07月29日)

不動産担保ローンの利用を検討していて、少し調べてみました。 抵当権と根抵当権という言葉が出てきたのですが、どう違うのでしょうか?(F・Aさん 42歳 個人事業主)
抵当権も根抵当権も、借りたお金を確実に返済しますよという証に提供する「担保」ですが、相違点がいくつかあります。 どんなところが違うのかを見ておきましょう。

抵当権と根抵当権の違いは?

抵当権とは、お金を借りた人のもとに担保物件(不動産、地上権、自動車など)を残しておきながら、お金を返してくれないときにはその物件を売るなどして返してもらえる権利のことです。 代表的なのは、住宅ローンや不動産担保ローンを契約する際に、金融機関が借主等所有の不動産に設定・登記する抵当権です。

これに対して、根抵当権とは継続的に発生する借入金を一定額(限度額)まで担保するための抵当権のことを指します。

抵当権も根抵当権も、不動産などの担保物件は返済を滞らせない限り、それまで通りに使い続けられます。 両者の違いは、次のような点です。

・抵当権は登記簿を見れば最初にいくら借りたかわかるが、根抵当権は借りられる限度額が記載されているので、最初の借入額や現在の借入額がわかりにくい。
・抵当権はローンの返済が終われば消滅する(抵当権抹消登記が必要)が、根抵当権は返済が終わっても原則消滅しない。
・抵当権は同じ金融機関から追加で借り入れをする場合は再登記が必要だが、根抵当権は限度額の範囲内であれば原則その必要はない。

以上のような違いから、一般的に抵当権は住宅ローンを代表とする1回限りの借り入れに利用され、根抵当権は追加借り入れを継続的に行う場合に利用されます。 借りる都度、抵当権を設定する手間や時間、費用(登記費用、印紙代、事務手数料など)を省けることが、根抵当権のメリットです。

不動産担保ローンは根抵当権の設定になる場合も

最近、個人や個人事業主、中小企業向けに都度借り入れ型の不動産担保ローンを提供する金融機関が増えています。その場合は、根抵当権の設定になります。

不動産担保ローンは、不動産という担保を提供するので、借り入れの上限金額が高く、返済期間も長くでき、使い道は基本的に自由で金利は低めに抑えられているのが特徴です。

個人事業主や法人経営者などの事業主は、運転資金やつなぎ資金等の柔軟な資金調達のために根抵当権を設定した不動産担保ローンを利用している人も多いようです。

自己所有の不動産でなくても、親や親戚など第三者が不動産を担保に提供してくれれば利用できる金融機関もあります。

なお、担保の不動産は住宅ローンなどを返済中でも、担保余力があれば利用できることもあります。

不動産担保ローンは、不動産がある地域や不動産の種類、金利や金利タイプ、借入限度額、返済期間などの条件が異なります。 まずは、担保に提供する不動産がある地域と不動産の種類を融資対象にしている金融機関を選び、その中から抵当権か根抵当権なのか等その他の条件を比較して選びましょう。

担当:小川 千尋 (執筆:2017年07月24日)

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