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FPからのアドバイス

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第588回
営業車を購入するかリースにするか?比較のポイントは? (2014年09月17日)

開業して5年。さらなる営業エリア拡大のため、営業車の導入を検討しています。購入を検討していたのですが、リースなどほかにも保有の仕方があるようです。どのような点に気を付けて選べばいいのでしょうか?(Iさん 40代 会社経営)
会社経営を行う上で大切な点のひとつが、「お金の流れ=キャッシュフロー」が滞らないことです。営業車の購入は自社所有で資産になりますが、まとまったお金が必要になることもあります。リースは自社所有ではないため資産にならず、月々支払うなどまとまったお金は不要です。保有の仕方によってお金の流れが異なりますので、今後の資金繰りも検討した上で選ぶようにしましょう。

損得だけでなく、お金の流れが滞らないことが大切

開業5年目は、さらなる飛躍を考え勝負するタイミングかもしれません。売上を増やすために営業エリアを拡大すべく、営業車を導入するのもひとつの戦略でしょう。

そこで考えたいのが、購入かリース等のどちらにすべきか比較してみることです。支払い総額で比較すると、「購入したほうがリース等よりも少ないから得」といった話も聞きます。しかし、会社経営では目先の損得だけでなく、資金繰りが滞ることがないようにすることが大切です。

購入する場合は、現預金などのまとまったお金を準備するか、ローンなどの借り入れの準備が必要です。借り入れするときには、利息など別途かかるコストも見込んでおかなければなりません。そのほかにも、自動車税や整備・点検費用などの保有コストもかかります。借り入れの場合はローンの審査もありますので、時間的な余裕を持って準備するようにしましょう。

リース等の場合は、現預金からまとまったお金を準備する必要はなく、月々の支払いの準備が必要です。一般的に自動車税や整備・点検費用はリース料に含まれており、別途保有コストはかかりません。また、ローンも同様ですが、月々の支払いに無理のない金額がいくらかを把握した上で利用することが大切です。支払いの途中で滞ることがないよう、数年後までのキャッシュフローを試算した上で利用したいものです。

営業車の保有の方法は様々

次に営業車の保有の方法をご紹介しましょう。購入だけでなく、リースやレンタカー、カーシェアリングなど、多種多様な方法があります。

どれくらいの利用頻度になるのかわからないときは、短期間や短時間の利用ができるレンタカーやカーシェアリングから試してみても良いでしょう。購入やリースに比べ、コスト面での負担が少なく利用できます。法人向けサービスの利用拠点も拡がっており、出張先での利用も可能です。利便性に優れていると言えます。

ただし、レンタカーやカーシェアリングは、あくまでもその都度利用するものです。自社用の営業車ではないため、車本体にロゴマークを入れるなど、原則車自体が営業になるといったことはできません。

そこで検討したいのがリースです。カーナビなど必要な機材を設置したり、ロゴマークを付けた車をリースするといったことが可能なものもあります。レンタカーやカーシェアリングに比べると固定費としてのコストはかかりますが、利用目的や頻度が明確になっているのであれば、購入した場合と比較してリースを検討してみても良いでしょう。

最近のカーリース事情は?

購入に比べリースで最も違う点は、お金の支払いです。導入時にまとまったお金は必要なく、一定額の支払いを契約満了まで続けていくため、資金繰りが立てやすいでしょう。前項でも説明した通り、購入に比べ保有コストもかかりません。

また、リース契約の中にメンテナンスやトラブル時の対応まで提供しているサービスもあります。数カ月ごとに車のコンディションをチェック、故障時に代車が利用できるなど、業務に支障をきたすことなく、時間的な損失を回避することができます。保有台数が増えてくると、ガソリン代や高速道路の代金などの支払いに伴う経理事務作業も煩雑になってきますが、それをサポートするサービスを提供しているところもあります。保有に関わる手間をサポートしてくれる点は、中小企業にとってありがたいサービスと言えます。

一方で、購入の場合は支払いが終われば自社の所有物となりますが、リースの場合はあくまでも借り物です。契約が満了すれば車は返却し、リース契約は終了することになります。再リース契約を結んで引き続き利用できる場合もありますが、新たな事業展開をするなら、新しい車でリース契約をすることもできます。契約満了時が次の戦略を考える良いタイミングになりそうです。

気を付けなければいけないのは中途解約です。途中で解約すると解約金などのコストがかかりますので、利用し続けられるかどうか、定期的に月次決算書等で確認するようにしましょう。

【参考リンク】

担当:中森 順子 (執筆:2014年09月10日)

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