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FPからのアドバイス

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第551回
来年はお金の貯まる年にしたい?ゴールを決めて、気持ちよく新年を迎えよう。 (2013年12月25日)

今年もあっという間に年末になってしまいました。年の初めには、「今年こそお金を貯めよう」と心に決めたはずなのに、12月になって通帳をみてみると、目標にはほど遠い結果に。来年こそは「貯められる家計」を目指したいのですが、どのようにするのがポイントでしょうか。(愛知県 Tさん 42歳)
「お金を貯める」ゴールを決めて、ゴールにたどり着くための資金計画を立てましょう。

まずは、ゴールを決めよう

ご相談者は、「お金を貯めよう」と目標を立てていたのに、思った通りに貯められなかった、とのこと。貯められなかった原因はさまざま考えられると思いますが、目標が漠然としていたことが要因としてあげられるかもしれません。

お金を貯めたら、どうするつもりでしたか?「お金が貯まったら、温泉?海外旅行?いやいや将来のためにさらに貯金?」と漠然と思っているだけでは、ついつい「今」の楽しみに使ってしまいがちです。

お金を貯めたいのは、将来やりたいこと、やらなきゃいけないことがあるからですよね。まず、「この時期に、これに使いたい」とお金を貯める目的(ゴール)をはっきりさせましょう。ゴールをしっかり決めて、現在地を確かめ、ルート(貯め方、殖やし方)を考えるのです。

お金を貯める目的には、教育資金、住宅資金、老後資金といった大きなものから、買い替えの近づいた車や電化製品、旅行や趣味のお金など、たくさんあるでしょう。使い道だけでなく、それがいつごろ、どれくらいの金額を必要とするのかも、書き出してみましょう。

「ゴール」のリストができたら、次に優先順位をつけていきます。貯蓄や運用に回せるお金には限りがありますから、「再来年の長男の進学資金として○円は絶対に確保しなくては」「車はあと3年は乗れるから、後回しでもいいかな。もし間に合わなかったら予算を下げても…」と、譲れない使い道と、見直しが可能な使い道を明らかにしておくことも大切です。

現在地は、どこ?

ゴール(使い道)にたどりつくためのルート(貯め方)を考えるには、現在地(現在の家計状況)を把握しなければなりません。現在貯蓄できているのはどれだけなのか、これからどれくらい貯められるのか、現在の収入・支出、貯蓄の金額や内容をチェックしましょう。

家計簿をつけていなくても、銀行の通帳やクレジットカードの明細などから、収入と支出額はだいたい把握できますよね。また、「収入-支出=貯蓄可能額」なので、式をひっくりかえして、支出額を「収入-貯蓄額」で求めることもできます。

今年の収入・支出・貯蓄の金額が把握できたら、支出内容を確認して、無駄がないかをみてみましょう。細かい記録はつけていなくても、シーズンごとのイベント(春の卒業・入学などのお祝い、父の日や母の日等)の内容や金額は記憶に残っているものも多いでしょうから、書き出せますよね。「我が家は外食が多いのよね」「ちょっとバーゲンで買いすぎた」とか、自覚のある引き締め可能な支出内容もあるでしょう。

こうして書き出した「今年貯蓄に回せた金額+心がければ引き締められる支出額」がひとまず、「これから貯蓄可能な金額」ということになります。

ゴールに向けて、支出を減らすひと工夫

さらに「貯められる家計」を目指すなら、「心がけ」だけでは引き締められない支出を減らし、貯蓄・運用に回す工夫も必要です。ちょっと面倒だと思うかもれませんが、思い切って一度取り組んだらその効果は大きいので、やってみる価値はあります。

<ローンの見直し>

住宅ローンや車のローンを返済中なら、低金利のローンに借り換えることによって、利息負担を減らせる可能性があります。借り換えが可能なローンを扱っている金融機関のホームページなどで、まずは試算してみるとよいでしょう。

試算の結果、借り換え効果は高くないとわかった場合には、繰上返済も検討してみましょう。すでにローン残高があまりない場合には、一括返済ができるかもしれませんね。繰上返済は、まとまったお金で元金を返済することによって、利息負担を減らす効果があります。ローンの利息を節約して、その分将来の目的のための貯蓄に回しましょう。借り換えや繰り上げ返済についてはこちらも参考にしてください。

<保険の見直し>

家族の状況に合わせて保険を見直すと、無駄な保険料を減らせます。例えば、子どもが生まれたばかりだと一家の大黒柱の必要死亡保障額は数千万円にもなりますが、子どもが大きくなれば養育しなければならない期間が短くなり、大きな死亡保障は不要になるので、加入中の保障額を減額すれば、毎月の保険料負担を減らすことができます。

<銀行口座の見直し>

取引銀行口座の見直しもメリットがあるかもしれません。家賃や駐車場代などの銀行振込が毎月発生するなら、振込手数料無料の銀行を選べば、毎月数百円を浮かすことができます。給与振込口座を契約すると金利が優遇されたり、住宅ローン金利の優遇が受けられたりする銀行もあるので、銀行のサービス内容をチェックしてみましょう。

そのほか、携帯電話の通話・通信プランを見直す、不要なクレジットカードや会員権などを見直して無駄な年会費の支払いをなくす、毎月払いを年払いなどのまとめ払いにして割引を受ける(生命保険料、国民年金保険料、NHK受信料等)など、一度手続きをすれば効果のある節約方法がたくさんあります。ネット上での手続きができるものもあるので、少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか。

先取り貯蓄で、確実にゴールに近づこう

次に、貯めるルート、貯蓄・運用の計画を立てましょう。お金を貯めるコツは、第一に「先取り貯蓄」、第二に無理をしないこと、です。

よく言われることですが、「余ったら貯蓄」では、なかなか貯まりません。収入を生活費その他で使ったあと、財布に残っている金額を貯蓄しようと思っていても、なかなか財布にお金は残っていないものです。

そこで、先取り貯蓄です。給料などの収入が口座に入ったら、「貯めたい金額」を先に貯蓄してしまい、残った金額でその月の支出を賄うのです。そうすれば、計画どおりに貯蓄は増えていきますし、財布に入るお金が限られているので、無駄遣いも抑えられます。

ただし、先取りする貯蓄額は、ちょっと少なめに、無理のない金額にしておくことも大切です。病気やケガ、冠婚葬祭などで臨時の出費はどうしてもありますから、常にめいいっぱい先取り貯蓄をしていると、ひんぱんに貯蓄を取り崩さざるを得なくなり、計画通りの貯蓄はかえって難しくなります。先取り貯蓄は無理のない金額にしておき、さらに「余ったら貯蓄」をすることで、無理なくゴールに近づくことができるでしょう。

まとまった貯蓄ができたら、資産運用も

また、現在の低金利の普通預金では、安全にお金を守ることはできても、殖やすことはなかなかできません。病気やケガなどのもしもの時に備えた緊急生活資金や、数年以内に使う予定の資金は預貯金口座で安全に確保して、運用期間が長くとれる教育資金や老後資金などの一部は、株式や債券、投資信託などでリスクを取ってリターンを狙った運用することも検討しましょう。

来年1月からは1人1年あたり100万円の投資額までは譲渡益や配当が非課税となるNISA口座も利用できます。口座の仕組みを理解した上で、活用されるとよいでしょう。

今年の反省を生かして、現在の家計状況を把握して資金計画を立て、気持ちよく新年のスタートを切りましょう。

【参考リンク】

担当:大林 香世 (執筆:2013年12月18日)

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