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FPからのアドバイス

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雑誌・新聞等で活躍中のファイナンシャルプランナーがローンやお金に関する様々な情報をご提供し、ローンの借り方や返し方などをアドバイスしていきます。

第481回
自動車ローンを借りるために必要な条件は? (2012年08月17日)

地球に優しい暮らしを目指して、電気自動車「日産リーフ」の購入を検討しています。頭金100万円で、初めてローンを組もうと思いますが、収入、貯金、勤続年数などはどの程度あれば審査に通るのでしょうか?(Aさん 神奈川県 29歳)
ローンの審査は各金融機関が独自の判断基準で実施していますので、通るか、通らないかは一概にはわかりませんが、金融機関もきちんと返済してもらえそうな人に貸すはずですので、まずはご自身でどの程度の返済額、利率までなら無理なく返済していけるのか、ご自身の判断基準を明確にしてから申込をしましょう。

自分が払える基準がわかっていれば、ローンに対する不安もなくなる

初めての自動車ローンで、審査に通るのかどうかという不安な気持ちを抱かれる方は、特に若い方に多いかもしれません。今回購入を検討されている電気自動車、「日産リーフ」のメーカー小売希望価格は、本体価格が376.4万~414.4万円。頭金100万円を用意しているものの、ローンに頼る金額も大きくなってしまいます。「ローンによっては優遇金利が受けられようだが、自分はどのくらいの金利で借りられるのだろうか?少し高めの金利でも仕方ないが、金利が高くなると返済できるかどうか不安だ・・・。」そんなときは、あらかじめ、ここまでの金利なら買う(買える)、これ以上なら買わない(買えない)という基準がわかっていれば不安も払拭できますし、自分にとって高すぎる金利を払うこともありません。

【参考リンク】

自分が無理なく返済し続けることができる金額は?

買いたい車が決まっている場合、ローンで借りる金額もほぼ決まってきます。「日産リーフ」は、エコカー補助金、エコカー減税も受けられます(2012年8月現在)が、コンセント設置工事(約10万円)、諸経費も必要ですし、Aさんは、頭金100万円の他に300万円のローンを組むことにしました。毎月の返済に充てる金額は4万円~5万円を考えています。前回のアドバイスでは、「無理のない毎月返済額」と、「許容できる利息総額」が、ローン選択の際の判断基準になるということでした。こちらを参考に、毎月返済額と利息総額がどうなるかをシミュレーションして判断しましょう。

【参考リンク】

【参考】 借入金額が300万円の場合の毎月返済額・利息総額
実質年率 返済期間 毎月返済額 利息総額
2.0% 5年 52,583円 154,997円
2.0% 6年 44,251円 186,095円
2.0% 7年 38,302円 217,394円
2.5% 5年 53,242円 194,524円
2.5% 6年 44,913円 233,741円
2.5% 7年 38,967円 273,268円
3.0% 5年 53,906円 234,364円
3.0% 6年 45,581円 281,834円
3.0% 7年 39,640円 329,752円

(元利均等返済・ボーナス払い無し)
(イー・ローンシミュレーションにて試算し、筆者作成)

このように、同じ金利で借りても、返済期間が長くなると、支払わなければならない利息総額は増え、毎月の返済額は減ります。つまり、毎月返済できる金額が多いほど、早く返済を終えることができ、支払う利息も少なく済むのです。

自分が納得できる利息総額と毎月返済額を選ぶ

シミュレーションによると、返済期間が5年の場合、どの金利においても、毎月の返済額がAさんの想定している4~5万円を超えてしまいます。そこで、毎月の返済額を抑えるため、返済期間を6年で考えてみましょう。その場合、実質年率2.0%で利息総額は186,095円、実質年率3.0%だと281,834円になり、利息総額の差額は95,739円です。低い金利のローンを借りられなかった場合、1%の実質年率の差で生じる利息総額の差額を許容できるかどうかが、一つの判断基準になります。利息総額を減らしたいからといって、毎月の返済額をギリギリまで増やし、無理な返済計画を立てることは禁物です。これを機に、家計全体を見直して無駄な支出を省くことは大切ですが、駐車場代をはじめガソリン代や自動車税、車検代など、車を持つことによって発生するコストも考慮に入れて返済計画を立てることが必要になります。

利息負担と車を手に入れるメリットを比較してみる

急いで車を買う必要がない場合は、もう少し頭金が貯まるまで待つという選択肢もあります。頭金を増やして借入額を200万円に減らすと、実質年率2.5%では以下のような毎月返済額、利息総額になります。

【参考】 借入金額を200万円にした場合の毎月返済額・利息総額
実質年率 返済期間 毎月返済額 利息総額
2.5% 5年 35,495円 129,683円
2.5% 6年 29,942円 155,827円
2.5% 7年 25,978円 182,179円

(実質年率2.5%・元利均等返済・ボーナス払い無し)
(イー・ローンシミュレーションにて試算し、筆者作成)

この場合、借入金額300万円(実質年率2.5%)と比較して、毎月返済額、利息総額ともに大きく減らすことができますので、お金のことだけを考えれば、頭金を増やすメリットは大きいといえます。ただ、早く車を手に入れた場合のメリットも、もちろんあります。今回の電気自動車「日産リーフ」は災害時の蓄電池としても使えますし、夜間電力を利用して蓄電できれば、電気代節約にも結びつくかもしれません。自分のライフスタイル、価値観も考慮して、多少利息が多くなっても、早めに車を手に入れるという選択もあるでしょう。今後のライフプランも考慮に入れて、様々なパターンをシミュレーションし、自分が納得できる利息や、無理なく返済できる金額を把握してからローン審査に臨めば、結果にもスムーズに対応できるでしょう。

【参考リンク】

担当:福島 佳奈美 (執筆:2012年08月10日)

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