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FPからのアドバイス

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雑誌・新聞等で活躍中のファイナンシャルプランナーがローンやお金に関する様々な情報をご提供し、ローンの借り方や返し方などをアドバイスしていきます。

第391回
おまとめローン活用で、今こそ家計の見直しを (2010年11月05日)

今まで、家計のピンチはローンで乗り切ってきました。でも、最近は総量規制導入とかで、借りにくくなっているようです。今すぐにお金が必要だというわけではないのですが、いざというとき、ローンが利用できないかもしれないと思うと不安です。今までの借入れをきちんと返済していれば、心配する必要はないのでしょうか?(山口県 Tさん)
総量規制導入により、原則として年収の3分の1を超える借入れはできません。おまとめローンなどを活用して、今までの借入れを整理して家計の立て直しをはかりましょう。ローン頼みでない家計になれば、いざというときにローンを利用することも容易になります。

総量規制導入から3ヶ月、貸付金額・貸付件数は減少

2010年6月の改正貸金業法による総量規制の導入から約4ヶ月。日本貸金業協会の2010年10月発行の月次統計資料によれば、消費者向けの無担保貸付の月間貸付金額や月間契約件数はどちらも減少傾向にあります。「年収の3分の1を超える貸付を行わない」総量規制が導入され、「夫に内緒で」借入れしていた専業主婦などへの貸付も制限されて(※1)、貸金業者からみると貸付対象となる層が少なくなり、貸付金額や貸付件数が減少しているといえるでしょう。利用者からみれば、いかにきちんと返済していても年収の3分の1を超えて借入可能枠が広がることはなく、まとまった金額を借りる際には収入を証明する書類なども必要になって(※2)、「借りにくくなった」と感じる方も多いと思われます。

相談者がご心配されているように、すでに借入がある方は、その残高次第で、いざというときにも追加の借入れができないかもしれません。今までの借入をきちんと返済するだけでなく、より効率的に返済が進むように返済内容を見直し、家計を立て直しておきたいところです。借入残高が減っていれば、「年収の3分の1以内」というワクにも余裕ができ、いざというときにローンを活用することも可能になってくるでしょう。

  • (※1):収入のない専業主婦の場合は、総量規制の例外として、配偶者と合算して、(二人分の)借入れが(二人分の)年収の3分の1まで借入れを行うことができるとされています(配偶者の同意書、配偶者との婚姻関係を示す書類、配偶者の年収を証明する書類の提出が必要)。
  • (※2):規制上は、個人がお金を借りる場合(リボルビング契約の借入枠を設定する場合も含む)、1.ある貸金業者から50万円を超えて借りる場合、2.他の貸金業者から借りている分も合わせて合計100万円を超えて借りる場合のどちらかに当てはまれば、「年収を証明する書類」の提出が必要となります。

<表1:消費者向け無担保貸付の月間貸付金額と月間契約件数>

調査対象月 2010.4
(確報)
2010.5
(確報)
2010.6
(速報)
2010.7
(速報)
2010.8
(速報)
調査対象社数 65社 65社 64社 64社 63社
月間貸付金額(百万円) 393,560 420,643 331,394 270,615 259,188
前年同月比 -22.4% -18.7% -32.6% -42.9% -45.7%
月間契約件数(件) 1,057,858 964,699 830,459 789,927 750,250
前年同月比 -18.4% -21.8% -29.5% -28.5% -27.0%

* 日本貸金業協会 平成22年10月発行「月次統計資料」より抜粋

低金利のおまとめローンへの借り換えで、効率的に返済を

より効率的に返済を進めるなら、改正貸金業法の施行による「金利引下げ」のメリットを生かしましょう。改正貸金業法が段階的に施行されるのに合わせて、各貸金業者はキャッシングやローンの金利を引き下げてきましたが、まだ以前の金利年20%以上のローンを返済している方もおられることでしょう。そこで、高金利のローンをより低金利の「おまとめローン」へ借り換えれば、金利負担・返済額が減り、効率的に返済を進めることができます。
また、複数のローンを「おまとめローン」に一本化できれば、月に何日もあった返済日もひとつになり、資金管理、家計管理が楽になるというメリットもあります。

おまとめローンを利用する際は、一番の目的は何なのか(利息負担の軽減、月々の支払額の軽減など)をまず考えましょう。下記の検討例のように、同じように低金利のローンへ借り換えても、返済期間が違えば、利息軽減効果は違ってきます。 返済期間を長くすると、月々の返済額は少なくなるので、月々の支払いをラクにすることを優先するなら、返済期間の長いローンへの借り換えも選択肢になってきます。借り換えの目的が決まったら、十分にシミュレーションを行い、総利息負担がどれくらい減るのか、月々の支払い額はどれくらいになるのかなどを確認しておきましょう。

<おまとめローンの検討例>

下記のA、B、Cの3つのローン(利息総額の合計額316,999円)を、金利年13.5%のおまとめローンへ借り換える。
返済期間を2年(a)にすると利息軽減効果は約14万円にもなるが、返済月額は約3,500円増える。返済期間を3年(b)にすると、利息担軽減効果は5万円にとどまるが、返済月額が4万円強になり、月々の返済はラクになる。

★もとのローン

  借入残高 金利(年率) 毎月返済額 返済期間 利息総額
A 30万円 18% 14,977円 24ヶ月 59,454円
B 50万円 20% 18,582円 36ヶ月 168,945円
C 40万円 20% 20,358円 24ヶ月 88,600円
合計 120万円   53,917円   316,999円

☆借り換える「おまとめローン」2案

  借入残高 金利(年率) 毎月返済額 返済期間 利息総額 利息軽減効果
a 120万円 13.5% 57,332円 24ヶ月 175,978円 141,021円
b 120万円 13.5% 40,722円 36ヶ月 266,004円 50,995円

* イー・ローン ローンシミュレーションにて試算

なお、おまとめローンにもさまざまな商品があります。イー・ローンの検索機能などを利用して、より自分に有利で返しやすいローンを選ぶよう、比較検討してください。おまとめローンについては、過去のFPからのアドバイスでも書かれていますので、参考になさってください。

担当:大林 香世 (執筆:2010年10月29日)

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