ローン比較リスト気になるローンを徹底比較!ローン比較リストへ
イー・ローン > FPからのアドバイス > どう使い分ける?ビジネスローンと公的融資?

FPからのアドバイス

FPからのアドバイス

雑誌・新聞等で活躍中のファイナンシャルプランナーがローンやお金に関する様々な情報をご提供し、ローンの借り方や返し方などをアドバイスしていきます。

第173回
どう使い分ける?ビジネスローンと公的融資? (2006年07月13日)

現在、民間企業に勤めていますが、代理店経営を勧められています。開業資金は300万円かかります。民間融資(ビジネスローン)と公的融資のメリット・デメリットを教えてください。
公的融資は、低金利で、返済期間も長期です。一方、民間融資は、審査の早さや借り入れ・返済の手軽さなどの点がメリットです。

開業資金はどう調達する?

開業資金の調達方法は、「自己資金」「家族・知人からの融資・出資」「融資」など。後々の返済や資金繰りことを考えると、住宅ローンのように、できるだけ自己資金でまかないたいものですが、そう都合良くもいかないでしょう。 そこで、開業資金の融資先としては、大別して(1)公的融資、(2)民間融資の2つがあります。それぞれの特徴をみてみましょう。

公的融資の特徴は?

公的融資には、国民生活金融公庫、中小企業金融公庫、商工組合中央金庫などのほか、地方自治体融資があります。 >なかでも、代表的なのは、「国民生活金融公庫」 です。新規開業資金については、一定の要件を満たせば、750万円以内に限り、無担保・無保証人で融資が可能です(「新創業融資制度」)。 一般的に、公的融資はさまざまなものがあります。目的に応じて融資が受けられ、複数の公的融資や各種助成金・補助金等を組み合わせることも可能で、民間融資に比べて、金利が低く、利息も後払いO.K.審査が通りやすいものもあります。 また、銀行などで要求されがちな「見返り預金」等も不要で、民間金融機関を通じた「代理貸付」の場合でも不要です。 担保や保証人は、原則として必要ですが、融資額や条件次第では、不要なものや、担保があれば、保証人は不要などさまざまです。

民間融資の特徴は?

一方、民間融資も中小企業への融資に注力しています。 >例えば、平成16年4月には、「日本振興銀行」 が、中小企業へ無担保で迅速に融資を行うことを専業として、平成17年4月には、「新銀行東京」 が東京都から1,000億円の出資を受けて中小企業融資のため、それぞれ誕生しています。 このほか、最近では、銀行・信用金庫・信用組合などの多くで、自営業や中小企業を対象にした、手続きが簡単で審査も早いビジネスローンの取り扱いを拡大しています。 民間融資の特徴は、公的融資に比べ、審査が厳しく、基本的に担保・保証人が必要で、担保の抵当順位なども注意が必要な点などがあります。ただし、将来性が見込めれば、追加融資の可能性もあり、経営上のメリットは大きいといえるでしょう。 金利は、金融機関によって異なりますが、審査の厳しい都市銀行は、相対的に低く、審査のゆるいノンバンク系金融機関等は、高いといえます。 また、変動金利が多いため、返済期間が長期の場合、金利の動向には注意が必要です。

それぞれのメリット&デメリットは?

このように、公的融資は、低金利で、返済期間も長期という点がメリットなのに対し、民間融資は、審査の早さや借り入れ・返済の手軽さなどの点がメリットです。 ただし、金利については、民間融資では、キャンペーンなど優遇金利を実施しているところもありますし、開業すれば、金利はさておき、一刻も早く資金が必要な場合もあるでしょう。それぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で、ビジネスステージに応じて、両者を賢く使い分けたいものです。

公的融資と民間融資の比較一覧
  公的融資 民間融資
金利
民間融資に比べて低金利
金融機関によって異なる。中小企業の場合は、金利が相対的に高くなる。
固定金利or変動金利
固定金利
変動金利が多い
返済期間
長期(5~7年)が多い。中には20年の超長期も。
返済期間が長期(5~7年)でも、1年ごとの契約更新の場合も有り。
担保・保証人
原則として担保・保証人が必要だが、ケースによっては経営者以外の保証人のみで可など。
基本的に担保・保証人は必要。

担当:黒田 尚子 (執筆:2006年07月04日)

メルマガ登録はこちら

FPからのアドバイスをお届けする『FPメールマガジン』や、お得なキャンペーンの情報などを無料メールマガジンで配信しております。
ローンとの賢いつきあい方をマスターしたい方はぜひご登録ください。

登録する